:100 ページ2
・
『ブラックですか?』
『___はい。ブラックが好きです』
『ジョングクさん、その人が守ってくれたのは、…あなたと同じ気持ちだからなんじゃ…ないかな』
『同じ気持ち…?』
『好きな人を守りたいと思うのは、当然でしょう…?』
JK「すごく似てましたよね、あのホテルの人」
YG「………そうだな、そっくりだった」
ヒョンはさっきまで合わせていた目を逸らし、何度も小さく頷きながら、ふ、と笑っていた。
その笑みが何を意味するのかは、わからないけど。
JK「…………嘘吐きです。ヌナも、…ヒョンも」
YG「…え?」
勘違いでもなんでもなかった。
あの人は_____
JK「降ります。止めてください。」
YG「はっ?何言ってんだ、」
運転席のマネージャーにそう言い放ち帽子とマスクをすぐさま手に取った僕の様子を見て、ユンギヒョンは少し声を荒らげた。
YG「おい…わかってんのか、ここで降りたら飛行機に間に合わねぇんだぞ。あん時のこと忘れたのか?大人になれって言ったろっ…!」
JK「嫌なんですよ!!」
もちろん忘れたわけではない。
その為に努力しているし、我慢もしているし、メンバーに迷惑をかけないよう隠密に動いた時だってあった。
それがあの日。
セリと名乗るAさんと二人で話した日だった。
JK「もう懲り懲りだ!!守られてばっかりは…本当のことを知らないままでいるのは…っ!今ここで会いに行けないなら、次はいつ会えるんですか!教えてくださいよ!」
怒鳴りかけたことはあっても、こんなに声を荒らげたのは生まれてこの方初めてだった。しかもヒョンに向かって。
YG「……っ、」
言葉に詰まるヒョンを見兼ねて、マネヒョンが落ち着けと僕を宥めた。そして道を外れると、近くのコンビニに車を停めてくれたのだ。
JK「……あの人はそっくりさんなんかじゃない…Aヌナだった」
ヌナはあの時、言ったんだ
・
1188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Laurent(プロフ) - ミカさん» お待ち頂きありがとうございます;_; 更新頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します…! (2021年5月16日 2時) (レス) id: 1f1ed7af51 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 待ってました。良かった。 (2021年5月13日 18時) (レス) id: 14f1a948cb (このIDを非表示/違反報告)
Laurent(プロフ) - ミカさん» お待たせ致しました〜〜!!;_;コメント沢山頂いていたみたいで…この作品を長く愛してくださってありがとうございます。引き続きよろしくお願い致します…!! (2021年5月10日 1時) (レス) id: 7c8a826f9a (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 続き気になりすぎてます! (2021年3月7日 21時) (レス) id: 803e2a4328 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 描くのやめちゃったんですか?待ってます! (2021年1月14日 22時) (レス) id: 3d21976f0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Laurent | 作成日時:2020年6月10日 23時