JKの邂逅【utit／nrs】

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「ごめん、待った？」


「んーや？待ってない」


どっかお出かけしませんか？


そう送ったのが先々週。既読こそ遅かったものの、快諾してくれた。お仕事がなんか忙しかったらしくて、指定されたのは誘った日からだいぶ経った日曜日だった。


なるせが私服着てる。在り来りなパーカーだけど、パジャマ以外ってだけで嬉しい。というか、私服は男の子みたいなんだね。髪の毛は可愛らしく巻いているのに、格好は普通に男の子だからなんとなく頭バグりそう。もっと、中性的なお洋服とか、なんならベレー帽とかだって似合いそうなのに。


「なるせ、カッコイイね」


「褒めても何も出ないよ」


割と本心だったのに。照れ屋さんか？可愛いなぁ。拗ねちゃったなるせが先に歩き出してしまった。


マンションは一緒だけど、集合場所は駅にした。渋谷に行きたいから。中心部から少しだけ離れた場所に住む私たちは、電車か車を使わないと満足に遊べない。


「今日は〜ショッピングします！」


「…いえーい？」


「もっとテンション上げてよ〜！」


なるせは乗り気じゃないみたい。まあこの人、なんでもネットショッピングで揃えそうなところあるしな。


こうなったら絶対楽しませてみせる！そう心の中で誓いながら、切符を切って電車へ乗り込んだ。


この話がお付き合いまで行ったらチミチミと番外編かきつつ、ほかの方の物語も書く予定です。この人がいい！などありましたらコメントいただきたいです。(utitとCRなら基本分かります〇)

これからもよろしくお願いします。

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