三ツ星ハンターになったのに試験受けさせられた件について (ページ2)

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「どういうことですか」

「どういうもなにも、言葉のとおりじゃよ」

数日前、ネテロ会長から連絡があった

重要な話があると。

正直、期待はしていなかった

この年齢になっても子供心が抜けていないし、なにより自由な人だから。

でも今回はネテロ会長直々の連絡だったし、もしかしたら……まあいつもより少しは真面目な要件だと思った

そう思った私が馬鹿だったのかもしれない。いや、確実にばかだっだ。

「おぬしにはもう1度ハンター試験を受けてもらおうと思っている」

「意味がわかりません」

「む…相変わらず直球じゃな

まあわしの暇つぶしじゃよ」

「会長、もしかして認知症になったんじゃないですか？私、もうハンターの資格もってるんですけど」

「わしをボケ老人扱いするとはいい度胸じゃのう？」

「私の発言に間違いがあると？」

そう言うと、会長はひげをなぞりながら大きく笑った

「ふむ、確かにおぬしは三ツ星ハンターの称号をもっている。じゃが、ハンター協会を束ねているのはこのわし。
故に、試験を受けさせるか否か、決定するのもわしの権限の一つじゃ」

……要するに、ハンターの称号をもっていようが試験を受けさせることができる、ということだろう

「しかしそれは可能性のはなし。強制ではないでしょう？」

いくらハンター協会会長が言っても、強制することはできないはず

こんな無茶な案件をうのみにするほど、私は暇じゃない

こんなくそじじいと違って

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