君だけのペット 《 JW 》

おおきな力 ページ11

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結局解決もせずに日が変わって出張へ



みんな置いてきちゃったけど大丈夫かな ...



部長 「 ... い 、おい 、雪村！ 」



「 はいぃ！？ 」



部長 「 プレゼン 、ちゃんとまとまってるか ？ 」



「 ... すみません 」



心配だな ... やっぱり出張なんて 、



部長 「 ったく ... ちゃんとまとめとけよ 」



「 はい ... 」



するんじゃなかった



パソコンを目の前にしてぼけーっと考えてるとスマホが鳴った



「 大家さん ... ？ 」



とりあえず部屋を出て電話に出ると 、



大家 「 あ 、もしもし ？ 雪村さんのお部屋 、動物の鳴き声がしてうるさいんだけど 、今すぐ帰って来れる ？ 」



だいちゃんとあっくんとじゅんくんだ ...



「 すみません 、今日帰れそうになくて ... 」



大家 「 じゃあ私が入って処分してもいいのね ？ 」



「 え 、それは困ります！！ 」



大家 「 そんなに大事なら今すぐ帰ってらっしゃい 」



大家さんは少し怖いけど 、ほんとは優しい



たぶん 、私があの子達が大事だってこと分かってるのかも



「 っ 、はい ！ 」



すぐさま電話を切って部長に一言言ってから家まで猛ダッシュ



「 ただいま ... ？ 」



ドアを開けた先には私のだいすきな子達



大 「 Aちゃ ... 」



涙で顔がびっちゃびちゃなだいちゃんと 、



照 「 っ 、おかえりっ！ 」



涙の跡が頬にうっすらついてるあっくん 、



淳 「 ... ちゃんと待てたでっ ？ 」



そして 、泣きそうになるのをこらえてるじゅんくん



「 みんな 、ごめんね ... ？ 」



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