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?：久しぶりだね
咲：…み、らい……?
抱きしめられた瞬間
頭痛を忘れるくらい過去の記憶が次々とよみがえる
さっきまで知らない人
…だったけど、抱きしめられた温もりは私の記憶の奥底に眠っていたようだ
咲：未来!!
私は未来を抱きしめ返し、何度も未来の名前を呼ぶ
鳩原：もう、名前連呼しすぎ
咲：だ、だって……だって…
犬飼：久しぶりのところ悪いんだけどさ
感動の再会をしているのに
澄ちゃんが私と未来を引き剥がす
犬飼：鳩原、とりあえず安全な場所に案内して
話はそれからね
咲、頭痛の方は大丈夫?歩ける?
咲：うん、大丈夫だよ
鳩原：……ついてきて
私たちは未来の後をついていく
しばらくすると1つの建物の中に案内された
鳩原：この辺りは戦争区域から外れてるから
狙われることもないし安心して
太刀川：じゃ、くつろがせてもらうか
そう言ってドカッと座り胡座をかく太刀川さん
もう少し危機感を持ってほしい…笑
出水：んで、鳩原さん
聞きたいことがいっぱいあるんですけど
鳩原：……うん
出水：まず、ここに来た仲間はどこっすか?
鳩原：仲間はもういないわ
みんな戦争中に……
そう言って口を紡ぐ
咲：雨取麟児さんも…?
鳩原：麟児君を知ってるの?
咲：いや、彼のことは知らないけど…
今妹さんがボーダー隊員なの
出水：え、あの玉狛のトリオンモンスターのお兄さん?!
咲：うん、その妹さんのチームメイトから話は少し聞かせてもらったの
麟児さんは未来と利害が一致したから一緒に逃亡した……そう聞いたけど、利害って何?
鳩原：…強くなりたかった
＊
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作者名：K.saku | 作成日時：2019年8月13日 5時
