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咲：ねぇ、重たいよ笑
犬飼：えー…
未来と再会してから半年が経った
特にこれといって変わったことはないが
強いて言うなら澄ちゃんのスキンシップが
激しくなってきてる気がする…
今も私の肩に顎をのせ、話しかけてくる
その光景を見た爺やが微笑ましい表情で話す
爺：なんだか懐かしいですね
咲：え、何が?
爺：お嬢様が昔結婚を誓った方ともこんなふうに楽しそうにされてましたので…
咲：あぁ…あのクマのストラップをくれた男の子?
爺：えぇ
あれから何か思い出されましたか?
咲：んー…いやぁ、何も……
犬飼：……ふふっ
私と爺やの話を聞いていた澄ちゃん
私が何か思い出そうと考えていたら、隣でクスクスと笑う
咲：なんで笑うのー?
犬飼：いや、そのクマのストラップっていつも鞄につけてるやつだよね?
咲：そうだよ
小さい時によく遊んでた男の子がくれたものなんだって
犬飼：小さい時によく遊んでた男の子…ね
それ、俺だよ
咲：……へっ?
犬飼：だから、小さい時に遊んでた男の子って俺のことだから
咲：ええーーーーっ?!
突然なカミングアウトに私と爺やは驚いた
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作者名：K.saku | 作成日時：2019年8月13日 5時
