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放課後になり私達は陽介の家に向かう
米屋:今日は夜まで親いねーからちょうど良かったな
…んで、話す気になったか?
咲:…陽介ってホント、私のこと何でも知ってるよね
米屋:俺、超能力者だから
咲:何それ笑
出水:……
俺の前を歩く2人を見ていると幼馴染みっていいなと思うことがある
出水:…なぁ吉田
舞:何?
出水:あいつらってさホント仲良いよなぁ
舞:そうだね
私が2人と仲良くなった時からあんな感じだからね
出水:疎外感とか感じね?
舞:そりゃあ感じるよ
でももう慣れちゃった
三輪:…無理もない
あいつら付き合ってたからな
三輪の言葉に俺はピタッと足を止めた
出水:…え、マジで?
三輪:あぁ
出水:……
ビックリしたけど、納得もいった
いくら幼馴染みとはいえあんなに親しい感じになるとは思わねぇ
咲の髪の毛をセットしたり、荷物を持ってあげたり…
舞:…まぁ、すぐに別れたんだけどね
出水:え、何で?
舞:付き合っても何も変わらなかったんだよ
それなら付き合う必要ないねって
出水:…付き合うってそんな単純で良いわけ?
舞:さぁ?
そんな話をしていると米屋の家に着いた
咲:みんなごめんね、心配させて
……実はね…
私は今までのことをすべて話した
舞:…そんなことがあったんだ
出水:へー、柚宇さんと咲のお姉さんって友達だったんだ
三輪は知ってたか?
米屋:そういや秀次、昔からボーダーにいるから美咲ちゃんのこと知ってるんじゃね?
三輪:直接話したことないが知ってた
美咲さんがネイバーに攫われたこともな
咲:やっぱりお姉ちゃんは攫われたんだね…
じゃあ私のこの記憶は作られたものなの?
出水:それはどうかなー
舞:何で?
出水:ボーダーの基地にそんな機能のついた機械はねーよ
あるのは記憶を処理するものだけだ
そうだろ、三輪
三輪:あぁ
咲そっか…
米屋:んで、これからどうするわけ?
咲:……
米屋:やめとけよ
咲:えっ…
米屋:もうこれ以上王子のことでお前が苦しむ必要ねーよ
今まで私の味方になってくれていた陽介が、初めて異見した
＊
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ワートリ大好き - 面白いですね！更新頑張ってください (2017年2月25日 12時) (
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作者名：K.saku | 作成日時：2016年7月11日 23時
