私の王子様 (ページ15)

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舞:えっ、マジで?!

米屋:マジかー

咲:……うんへらっ

米屋:表情筋緩みすぎて情けない顔になってるぞ笑

咲:うるさい、笑うな

王子先輩に告白されたその夜、米屋の部屋に遊びに来た私は舞を呼び出し今日の出来事を報告した

舞:おめでとー

米屋:まさか両思いだったとは…

咲:私もびっくりした
国近先輩にお礼を言わないと

米屋:え、なんでそこに柚宇さんが出てくるわけ?

咲:国近先輩が取り持ってくれたから…って国近先輩の事知ってるの?

米屋:柚宇さんはボーダーの人だからな
んで、出水のチームメイト

舞:へー…優しい人なんだね
んで、明日からは一緒に登校すんの?

咲:……へっ?!

米屋:その反応からすると約束はしてねーみてーだな

咲:……はい

舞:今電話して約束したら?

咲:今11時だよ?迷惑じゃん

舞:じゃあLI◯Eにしなよー

米屋:王子先輩は今任務中だからすぐ返信こねーかも

舞:なんだー、つまんないの

米屋:12時に交代の時間だから、それくらいの時間に連絡してみろよ

咲:ありがとう

舞:……前から思ってたんだけど、米屋って咲には優しいよね

米屋:そうか?

咲:陽介は昔からこんな感じだよ?

舞:……ふーん

咲:そろそろ帰ろうかな
夜遅くにゴメンね

米屋:送るわ

咲:大丈夫だよ、家すぐそこだし
私より舞を送ってあげて

舞:私も大丈夫、自転車できたから

米屋:そうか?
気をつけて帰れよ

自宅に帰りお風呂に入る

部屋に戻り寝ようかな
そう考えていた時に電話が鳴った

相手は王子先輩からだった

＊