第21話 泡瀬 結城 ページ22
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結城side
「あ〜……つっ…かれた…」
「はいはい、お疲れ。帰るから起きろ」
「僕の扱い雑じゃない！？」
意気消沈して机に顔を伏せた僕に対し、彼は自身の鞄を持ち扉へ向かっている。
教室には既に僕達二人だけだ。疲れてて帰りの準備遅くなったんだよね。
だって、入学式は体育館にずっと座ってたから尻が痛いし、その後の授業はめっちゃ眠かったし…。
てかお腹空いた。何故初日は弁当無しなのか…家でぼっち飯しろっていうの？ 虚しいなあ。
なんて、溜息を吐きつつ重い体を動かそうとしたその時。
『一部の記憶を保持する生徒へ…』
「…！」
懐かしい声、言葉、名前が、耳に飛び込んだ。
放送室前…か。
そうだ、大先生どんな反応してるかな…。
と、彼の方へ視線を向けると、
「…？ なんや今の。」
ぱちりと目が合い、彼は首を傾げて此方に疑問を投げかけてくる。
…そりゃそうか。
言語に既視感でも感じてくれれば万々歳！って思ってたんだけど、流石に無理だね。
「さあ？ 放送委員のお遊びかなんかでしょ…」
まあ、彼女がそんなことをするはず無いけど…。
楓李ちゃんは隠蔽の為の犠牲となったのだ。南無南無。
じゃ、えーっと…大先生は連れて行けないし、どうしようか。
長引きそうだったら帰ってもらいたいけど…。
…でも、今先に帰ってって言っても、怪しまれるかな。
いいや。悪いけど、待っててもらおう。
「…ごめん。 僕、ちょっと御手洗い行ってくる！」
がたっと立ち上がり、一人行動するにあたり納得出来そうな理由を述べる。
「………」
「…おん。行って来い」
僕が教室から出ようとした時、彼は、何故か遠くを見詰めていた。
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隠れながら移動する任務とか、久し振り過ぎてちょっと下手になっちゃったかもしれない。
お、でももうすぐ着く！
誰にも会わなかったし、やっぱり腕落ちてないかも！
もうすぐ感動の再会か…わくわくが止まんないなあ。
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ルナ - 和蔵睡の作者のルナです。久しぶりに来てみたら、更新されていて安心をしました。私も､更新をしていなかったのは申し訳ございません。 こちらの方も、少しずつ更新を再開しようと思いますのでよろしくお願いします。 (2021年6月6日 22時) (
レス) id: 46e94f5c38 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと＠うみぺるでもどうぞ(プロフ) - 穂海の親のあぷりこっとです。部活が落ち着きましたので遅くなりましたがこちらの更新もさせていただきます。繋げられる方お願いします (2021年6月3日 0時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 和蔵睡の作者のルナです〜。本日更新させていたださましたー！ できたらですけどこの作品も更新してくださったら嬉しいです。 (2021年5月12日 21時) (レス) id: 46e94f5c38 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーめー@サブ垢(プロフ) - 3dsじゃ字数見れないし文可笑しくなるんで明日投稿させてもらいます(rbrオチ指定の蒼葉ニ芽の作者) (2020年11月3日 19時) (レス) id: f0b90c6f93 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと＠うみぺるでもどうぞ(プロフ) - 紫音ちゃんsideの更新があるので更新させて頂きます (2020年11月3日 19時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)
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