終わりと始まりの転生 (ページ5)

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翌日に、また彼女はきた。

｢血腥い…食べちゃったの？｣

｢うん｣

｢そっか、あのね今日はね!!｣

彼女は気にせずに話をしてくれた。
私は彼女の話に耳を傾け理性を取り戻していった。

やっと落ち着いた頃にルーチェは告げた。

｢あのね、兵士達が多くなってきてるから今日は帰るね!!｣

｢気をつけて｣

うん!と返した彼女の足音を聞き私は眠った
その会話が最後になるとは知らず。

数日間彼女は来なかった、足音も匂いもしなかった。

兵士達が沢山いて来れないのだろうきっとそうだ、きっと。

｢おい出てこい時間だぞ｣

言われるがままついて行くと。

おかしい、いつもならしない匂いがした。
そう思った瞬間走り出して、扉を開けて中に入った。

見えたのは彼女が磔の刑にされている光景だった。

｢う"わ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!｣

膝から崩れ落ちで叫ぶ、何もかもがグチャグチャで訳が分からなくなった。

｢あははっ見ろ!!食人鬼の泣き叫ぶざまを!食人鬼の癖に人と馴れ合うからこうなるんだ、あの少女は哀れだなぁ!!!!｣

ゲラゲラと笑う貴族達に私の"ナニカ"が

ﾌﾟﾂﾝ＿切れた音がした。