side岩本 ページ20
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岩「だてさん、阿部、ちょっといい?」
それスノ収録後、
それぞれが帰り支度をしているタイミングで俺は切り出した。
すぐに振り向いた2人は、
俺と同じように真剣な目をしている。
阿「ふっかのことだよね?
今ちょうどだてさんと話してて」
舘「ひかるも勘づいてそうだから声かけにいこうとしてた」
周りを警戒して小声で話す様子を見て、
異変に気づいたのがこいつらでよかったと心から思う。
他のメンバーを信用してないわけじゃないけど、
口滑らせやすいのが多いからな。
みんな基本隠し事とか下手だし。
岩「よかった。
俺も2人はなんとなく怪しんでるかなと思って。
俺ん家で話さねぇ?」
阿「うん」 舘「もちろん」
岩「俺ら先帰るわ。おつかれー
迷惑になるから早めに帰れよー」
佐「了解であります!」 渡「へーい」 康「おつかれぃ!」
楽屋の扉を開けると、
深「あれ、ひかる達もう帰るの?
飯なら俺も連れてってよー」
呑気な顔したふっかが歩いてきた。
すると危険を察知した2人が前に出て、
舘「俺の家にピーマンが大量でさ。
ピーマン料理を振る舞おうと思って」
阿「ふっかもくる〜?」
ニコニコしながら即興劇を披露。
まさかのピーマンに笑いそうになるが、
頑張って誤魔化してくれているので懸命に堪えた。
まあしっかりとふっかには効いたようで
深「あー、遠慮しとくわ!
じゃねー」
すいっと間をすり抜けて楽屋に入っていった。
岩「じゃ、行くか。
ありがと。名演技だった」
阿「でしょー!」
舘「あっさっきのマジの話だからさ、
俺ん家に変更でいい?」
岩阿「「ほんとだったの?!」」
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作者名:にな | 作成日時:2023年12月10日 0時