共犯マッチング【紫】 (ページ18)

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深「やっほー」

深夜1時。

この前と同じ公園。

スウェット姿に少し濡れた髪の深澤さんが

ふらりとやって来た。

『お風呂上がりですか？』

深「せーかい。

さっきまで佐久間とゲームやってたの。

急いでシャワー浴びてきたー」

『そうなんですね』

深「で、話って？」

鋭い深澤さんの目が、

あの日のように人一人分空けて隣に座る私を

まっすぐに見つめている。

朝、私はデートの誘いに対して

’’深夜1時、あの公園でお話があります,,

と返していた。

『…キス、してもいいですか』

深「………え。

…なに、どうしたの、」

熱があるとでも思ったのか、

見るからに動揺している彼は

おもむろに白い腕を伸ばす。

ﾊﾟｼｯ

それが額につく直前、

私は手首を掴んで上半身を引き寄せ

深「ねえまってっ」

抵抗する唇をキスで塞いだ。

どれほどそうしていたかわからないけど、

酸欠で苦しそうな顔を見て

唇を離した。

深「はぁはぁ…はぁ…

ど…いう、こと…？」

『好きです。

深澤さんのことが。

だから…

関係解消してください』