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Aside
西「A、…急にごめんな。
こんなつもりじゃ無かったんだよ。」
『ぅぅん、大丈夫だよ。
それに最初は私だったし。』
私は気付いたら隆弘とキスしていて、
身体を重ねてしまっていた。
私だってこんなつもりで無かった。
『…ってか、話ってこんだけ？』
西「ぁー、話すよ。」
隆弘は体を起こし、私と向き合うように座ると
少し顔を伏せて話し出した。
西「Aが初めてこの家に来たときのこと覚えてる？」
『うん。覚えてる。』
西「で、俺って基本一目惚れとかしないタイプなのね？ まぁ、可愛いなとかは思ったんだけど。」
「…それで俺のファンだって気付いて、ちょっと近づいてみようかなって、まぁ…その、キスとかしてたわけ。」
『…ぇ、あー、ぅん。』
隆弘は目線を落としたまま、
申し訳なさそうに話を続けた。
西「まぁ、その事はごめん。
でも、Aって仕事熱心だったり、気配りできたり、礼儀があったりとかね？なんか当たり前の事なんだけど、それが当たり前に出来ちゃうんだって分かって。」
『……ぅん。』
西「ぁ、この子って完璧なんだなって思ったんだけど。いい意味でね？どうも違くて。ドジだったり泣き虫だったり、辛い事とか一人で抱え込んじゃったりさ。あぁ、弱い所もあるんじゃんって。」
申し訳なさそうに話してた顔も
少し嬉しそう、幸せそうに微笑んでいた。
その微笑みを見て、
緊張していた自分が安心したのが分かった。
西「まぁ、何て言うか、
その…“ 守りたい ” って純粋に思ったんだよね、Aの事を。」
『ぇ、。』
西「…要するに、Aの事が好き。」
『……隆弘。』
西「ぁあ！こたえは今じゃなくてもいいの！」
私の事が好きって知って嬉しかった
でもね、
好きって、愛するってなんなんだろって。
わからない。
この気持ちが。
『…私、今幸せなの。
それは自信もって言える。
みんなといる時、もちろん隆弘といる時も。
…でも、それが愛なのかはわからないの。
この気持ちがなんなのか分かんない。』
西「そ……っか。
まぁ、そうだよな。」
『ごめんね。』
私が泣きながら言うと、
くしゃっとした笑顔で包み込んでくれる。
西「ほら、泣かないの！
まで待ってるから大丈夫だって！」
『ぁりが、とぅ…』
ティッシュをくれて、私が鼻をかむと「いい音じゃん」と笑い飛ばしてくれる。
ふたりで笑い合う。
この時間が好きなんだ。
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SANA(プロフ) - ドキドキが止まらないですね (2019年1月23日 19時) (
レス) id: e9fd11ff95 (このIDを非表示/違反報告)
SANA(プロフ) - 応援してます！ (2019年1月23日 13時) (レス) id: e9fd11ff95 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ。(プロフ) - はるるさん» フラグをとったので今は読めると思います！遅くなってすみません。是非読んで見てください！ (2018年9月23日 23時) (レス) id: ec27c29497 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ。(プロフ) - ましゅさん» フラグが付いていて今日フラグ無しにしたので良ければ読んでみてください！ (2018年9月23日 23時) (レス) id: ec27c29497 (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ。(プロフ) - 001さん» フラグとりました！ぜひ読んでみてください！ (2018年9月23日 23時) (レス) id: ec27c29497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごあめ。 x他1人 | 作成日時：2017年7月6日 18時
