二十六話 球技大会の時間�� ページ26
(…ちょっと待って)
ふと思いつき、足を止める。
いやいや、普通にクラスメイトに話しかけるだけ、普通に普通に…あれ、普通ってなんだ？
(どうしよう…完全にノープランだよう……)
何にも考えてなかった…！！
業「フランちゃん？」
と、視界に赤色が映りこんだ。
フ「あ、あっ赤羽…」
業「どうしたのこんなとこで。あ、応援しに来てくれた？」
フ「ん！？あ、そうそう！応援しに来たの！」
焦りに焦って、業の台詞をまんま繰り返す。
業は不思議そうな顔をした。
(って何このおバカな返し！どどどどうしよう何か続けなきゃ…！)
フ「え、えっと、あのさ」
『赤羽先輩！』
業「ん？俺？」
『応援してますっ！野球頑張ってくださいねー！！』
業「あーども。ありがと〜」
『キャーー！！』
フ「……あの子達何？？」
業「ん？あー、多分の本校舎の二年だよ」
少し自慢げに業は話す。
業「ほら、俺ってカッコイイからさ。まだ本校舎にも俺のファンがいるみたいだねえ」
フ「自分で言うなって…」
そうか。
本校舎の女の子達も、赤羽の事応援してるんだ。
わたしだけじゃ、ない。
フ「…業」
業「、え？」
フランドールはにっこり笑顔を作った。
さっきの本校舎の女子たちに負けないような、
素敵な笑顔を。
フ「名前で呼ばせてよ。野球頑張ってね。私も応援してること、忘れないでね」
業「、フランちゃん」
フ「ほぉら行った行った！もう始まっちゃうよ？」
早く早く、とフランドールは業の肩を後ろからトンっと押す。
驚いた様な表情でこちらを見る業に、早く行くよう促す様に視線を送った。
フ「頑張ってね、業」
もう一度繰り返す。
業に、しっかり届くように。
業「、ありがと」
そう言って、野球場へ歩いていく業の耳がほんのり赤く染まっているのを、フランドールは見たのだった。
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古明地さとりん(プロフ) - あまなっとー2ndさん» あ、フランたん癒やしですね。更新頑張ってください！ (2020年10月19日 15時) (
レス) id: 7c65315183 (このIDを非表示/違反報告)
あまなっとー2nd(プロフ) - ありがとうございます！とても励みになります(*´`) (2020年10月9日 17時) (レス) id: 7ed2310209 (このIDを非表示/違反報告)
あまなっとー2nd(プロフ) - アニメ大好きさん» 過去に同じようなコメントを頂いたので、見ていただけると幸いです (2020年10月9日 17時) (レス) id: 7ed2310209 (このIDを非表示/違反報告)
古明地さとりん(プロフ) - この小説めっちゃ好きです。頑張ってください！！ (2020年10月9日 17時) (レス) id: 7c65315183 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き - パチュリーのフランへの呼び方はフランですよ。あとレミリアもフランです。 (2020年9月4日 6時) (レス) id: 77a81043b5 (このIDを非表示/違反報告)
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