流れるその血は恋の味【暗殺教室×東方project】

二十三話　紫との時間 ページ23

フ「ふふふふふふふんふんふん…」(UNオーエンは彼女なのか？)

紫「随分ご機嫌ね？」

フ「…あ、隙間妖怪」


そりゃご機嫌にもなる。

さっきまで悩んでいたのがバカみたいだ。

恋は難しい、でもとても楽しいんだ。



紫「あ、そうそう。貴女のその能力、やっぱり封印させてもらうわ」

フ「…は？」

紫「と言っても、幻想郷では使えるけど。あくまでもこちら側だけよ」

フ「いきなりだな…ま、いっか―」

紫「…」


この隙間妖怪は、涼しげな顔だけど、きっと私がご機嫌な所を狙って来たのだと思う。

八雲紫にも都合があって、それを私にとやかく言われると面倒だし、かといって黙っているわけにも行かない。

まあ、今はそんなことどうでもいっか！

紫「恋は盲目、と言いますけれど、これは…」

フ「なんか言った？」

紫「何でもありませんわ」


＊


業「ふぅ…」


今日は色々大変だった。

危うくこの想いを伝えてしまうところだった。



業(部屋…綺麗だった。いい匂いした…)


俺だって思春期男子だし、好きな女子の部屋、それも一人暮らしとか、もうヤバすぎ。

つーか、あとちょっとで押し倒すとこだったわ…



．





伝えてしまったら、



こんなこそばゆい気持ちにもうなれないかもしれない



今の関係が壊れてしまうのかも知れない






．






業「…っは、柄にもあわね―」




．





もし



もしも君が同じ気持ちなら





．






俺は＿＿＿＿＿

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