【HQ】女子に優しい及川さんは自分の彼女に冷たいです【青葉城西】

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｢……別れろって言われても……｣


私は別れたくない。徹がイケメンだから、とかそういうのじゃなくって


｢……かっこいいもんね。｣


バレーをしている姿に惹かれるから。


でも、あんなふうに言われると、別れたほうがいいのかもしれないと思った。




｢ちわー｣


部活には遅れる、と言ったため、大丈夫。すぐにドリンク作りにとりかかる。


｢A先輩。｣


｢どしたー？｣


名前を呼ばれたので振り向くと、いたのは国見くん。


｢あの、突き指しました。｣


｢わっ、気づかなくてごめん！！見せて！！｣


やっぱ、部活遅れるのは気をつけた方がいいな。


｢ありがとうございます。｣


そう言って、練習に戻っていった国見くん。


｢ドリンクとタオルOK。｣


裏の仕事は終わらせた。休憩だ。


｢休憩でーす！！｣


そう言うと、皆集まってくる。


｢はい、ドリンク。｣


次々に渡していき、後は徹。


｢ほい、ドリンク。｣


｢あ、ありがと……｣


……前は無言だったのに、お礼を言えるようになったのには成長を感じた。



｢順調に素直になってるな。クソ川。｣


｢岩ちゃん酷い！！！……悲しい思いはさせたくないからね！｣


｢男子の嫉妬集めないようにしろよ｣


｢……！！｣

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