【HQ】国見さんは2年のマネージャーにしか興味がありません 【青葉城西】

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……これはまずい。烏野が結構強い。


やっぱり及川さんがいないから本調子ではないな。金田一、打点低いし……。


皆しんどそうだ。


｢皆さぁん、頑張ってぇぇ！｣


ほんとにやばい


｢あっれー？ピンチじゃないの。｣


烏野の空気が変わった。


｢及川さん、遅いです。｣


｢ごめんねAー！｣


はぁ、とため息をついてから


｢早くアップとってきてくださいよ。｣


｢はぁーい｣


試合は続行。


後少しでおわりそうだ。ほんとに間に合うのだろうか。及川さんは。


タイムアウトのときに、くにみんは


｢……今日は本気出さないつもりだったんですけど…少し頑張ってます。｣


……珍しいな。練習試合で本気出すって。


｢まぁ、もし今回の試合が負けても、インターハイとか春高で勝ちますよ。｣


｢フラグやめて。｣


｢嘘。｣


｢今回も勝ちますから、ちゃんと見といてくださいね。A先輩。｣


私は笑顔で頷いた。頼もしいなくにみん。


試合再開。


点差が少し縮まったとき……


選手交代だ。


｢お待たせ！｣


及川さん。やっときた……。


｢及川さん！ナイッサァァァ！！｣


由梨香ちゃん必死。


及川さんのサーブで追いついてたが、今回の練習試合は烏野の勝利で終わった。


あざした！！


挨拶が終わった。


これは練習試合。いいデータも取れたし、今後に活かせばいい。


｢烏野、厄介になりそうだな……。｣


｢岩ちゃん先輩。練習あるのみです。｣


｢まぁな。それにゴールデンウィーク合宿もあるもんな。｣


｢ですね。｣

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