125話 ページ25
syp「会って、欲しい人…」
syp「…もう結婚まで行きましたか？「は？」
syp「すみません、いや、空いてますよ」
俺の冗談を氷山の角のような鋭い目で
切り裂くAさん。その姿も美しくて
にやけていたら本気で殴られてしまいそうだった
syp「え、でもそれ誰ですか？」
syp「Aさんの親やないなら、…」
全く思いつかない俺に
Aさんのため息が空間に充満する
そして俺の少し先で立ち止まって
投げつけるように
「…下の子。」
syp「…」
Aさんの兄弟……
つまり結婚なのでは？
───
2-2
「…」
複数人友達がいると言った手前
ショッピくんだけを連れてきても
心配を脱ぐうことは出来ない
周りの人に怖がられながら待つこと
数分。目的の人物がタイミング良く
1人でここに向かってきた
顔より大きい顔布が俺を見て
ゆらっと舞あがり、中から
真っ赤な顔が伺えた
rbr「A、!おはよう！ど、どしたん？」
rbr「あーゾムは昨日やらかしたから」
rbr「センセーに叱られてる。あいつに」
rbr「用があるなら言っとこっか？」
「いや、…ロボロに用があるというか」
rbr「？！？！」
え、僕にですか？！
は、え、？
ただいまロボロ。好きな人に
用があると言われ正しい反応がわかりません
え、つまり、え、
rbr「な、なん？…校舎裏とか行く、？」
「…今日の放課後空いてる？」
rbr「え？！ハイ！」
「あのさ、もしよかったら」
「…下の子と会って欲しい」
rbr「へ」
rbr「な、なるほどな」
Aの下の兄弟さんが
Aの友達に合わせてほしいと
頼んできた。と
自分が友人の枠内に入ってることの
喜びを脳内で充満させながら
いけることを伝えれば、
Aが安心した表情で
「ありがとう」
と去っていった
rbr「…」
zm「ロボロー、どしてここに立ってるん」
zm「てかここ、Aの匂いするやん」
ロボロが廊下のど真ん中で硬直してた
手を振っても気づかんくらい
腹を殴り続けたらなんとかこっちに
戻ってきたけどまだ放心状態
なんやろぅ
rbr「…俺、ちゃんと嫁を大切にする」
zm「どーてぃやろお前」
───
放課後
rbr「なんでお前がおんの」
syp「こっちのセリフやわ」
「…2人とも呼んだ」
「あいつに、ダチはいくらでもいるって言ったもんやから…」
syp「…」
rbr「…」
A、可愛ええなこいつ
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月28日 22時
