63話 ページ13
深夜
「……」
今日の客は、火照った顔を見て興奮し
いつもより激しい行為に及んだ。
無責任に出され、後処理も放置
その上ちゃんとしないと減給される始末
いたいけど、昼間よりはまし。
天気より人間のほうが身近で恐ろしい
あ
「…こんな所にコンビニあったんだ」
店員も奥の休憩スペースで寝ている時間
無人の店内には過疎になった商品が
ポツリポツリと佇んでいた。
おにぎり、パン、お菓子
2時に来ても一応あるんだな
「…」
食べないと死ぬことはよくわかったが
何を食べればいいのだろうか。お金を
出してくれるひとらんさんやコネシマの
メニューは思いつくのに自分へのものは
何一つ思いつかない
食べたいものもない。食えれるなら雑草でもいい
…
「…1番安いの…」
とりあえず食パンでいっか…
…ちるはこうやって好きな物を
選ぶこともできないのに、なんて
わがままなんだろう
「…あ、こっちのが安い」
───
翌日のお昼
ut「A〜、今日はちゃんと昼食おうな？」
sha「おかず！今日はくえ！」
kn「昨日のことがあるもんな？」
三人衆でAを取り囲む。
傍から見れば俺らの方が不良に見えるが
今はお構い無しだ。
Aは、3人を見つめたあと
空を見上げてため息をひとつ。
そして
「…ここでは、食いたくない」
とポツリ
ut「あ、なら図書館でも行こか」
ut「あそこ過疎ってるし」
「…いいの？」
ut「ま、ジジョウがあるだろ」
sha「エミさんも喜ぶんちゃう？？」
kn「あー、イキリハゲのか」
「…」
───
図書館
em「わ！…」
Aさんが来たかと思えば
後ろから《5人の輩》…え、もしかして
ここで喧嘩するん？、
ut「暫くお邪魔すんでー」
em「邪魔するなら帰ってー…」
ut「あいよー」
sha「なんでやねん！」
em「…お友達ですか？」
「…うん、えっと」
「鬱と、シャオロン、とコネシマzm「と」
zm「ゾムとロボロやで！」
rbr「ども」
「…なんでいるの」
呼ばれてないはずの2人もお弁当をもって
当然のごとく輪に入っていた。2人によれば
4人で動いていたからついてきたと
コネシマ達は呆れながらもええかと
割り切って殆どの生徒がしらないと言われている
図書館の裏
俺がいつもいる飲食スペースに
入った
zm「綺麗やな」
rbr「こんな所あるんや」
em「私が気に入った人だけ使った欲しいから
隠してるんです」
「…？」
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月28日 22時
