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96話 ページ46

ut「なぁ、これから部屋に戻るならお邪魔してええ?」
ci「あ!俺も行きたい」

「…すみませんが、できません」

ut「ええやん、お願い…な?」
ci「Aさんの部屋気になります、!」

「…」

ジリジリと攻めよってくる2人
好奇心と下心が丸出して不愉快だ

どう、したら

足を後ろに動かしても来るふたりの
対処法を考えていると意外にも
彼が助けてくれた

syp「あんたら、Aさん嫌がっとるやろ」
syp「すんません、俺が叱っときます」
syp「ほら、いくで」

ut「えーん、ショッピくん冷たいっ…」
ci「いった…」

「…」

「意外、助けてくれるなんて」

彼も2人に便乗しそうなのに
意外というなの失礼な発見を
抱きながら後ろ姿を見送る

悪い人じゃ、ないのかな

なんて





syp「大先生って本命の対しては下手なんですね」
ut「まー、今のは失敗したわ」
ci「は?…え、大先生もAさんのこと」

ut「ん?好きやで」
syp「あ、俺も惚れとるからな」


ci「やめてや、俺が1番最初に狙ってんねん…」
syp「しらんし」


ci「…」

頭なの中で暗雲が立ち上り
稲妻を走らせていく


ショッピは察していたけど、まさか
大先生まで惚れてるとは思わんかった
大先生と女の問題は、相性が悪いねん

どうしたら、こいつらから…


syp「あ、大先生。あとで話が」
ut「ん?あー、ええよ」

ci「…なぁ、それ僕も連れて行ってよ」


syp「…無理。お子様にはわからん話やし」
ut「せやでー、大人になったら」

ci「何やねん、ショッピより年上やぞ…」

ci「…」


《鬱とショッピは、たまに俺を抜いて2人で長い会話をすることがある》

1度だけその様子を見た。

あまりにも無表情で何時もの
彼奴らやなかった。俺に気づいたら
突然笑顔になり、手を振ってきた

明らかに何かを隠している
俺に内緒で、

ci「…」

これ掴んだら、Aさんに報告したら
俺のこと見てくれたりするかな…

悪いな、大先生、ショッピ
お前らをダシに使わせてもらうわ


───
食堂


「…」

zm「A、おはよ」
「…おはようございます、ゾムさん」

彼は私の口調を聞いてあからさまに
拗ね始めた。顔を暗くして食器を
持っていた手に力が込められていく

…敬語、の話まだあんのか

zm「A、敬語」
「…外す必要がないですよね」
zm「…前は外してくれたやん…」

「…」

「…わかった。2人きりの時ぐらいなら
外すから」

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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます! (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします!ついに100話まで…!あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします!お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください! (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…!ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月4日 15時

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