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83話 ページ33

「ッ!…はぁ、はぁ…」

久しぶりにいつもとは違う記憶を
思い出した。なんだろう、取引?
…なんの、ことだ

浮かび上がるのは、爆破、取引、黒色、
の3つのみ。数秒前まで見ていた映像が
今では脳裏にも浮かばない
はらがたつ


「…暫く、気をつけよう」

…癪に触らないが、オスマンさんにも
記憶を見たとして報告するべき…か

「…」

あの人、なんか苦手なんだよな…
恐らく向こうも私の事好きじゃないと思うし



ut「A〜〜」
ut「遅刻すんで〜」

「?!…え、今、」

時計を見れば、30分の手前に針が
迫っていた。一気に血の気が引く

鬱先生の返答どころではなく、
更衣室に逃げるように閉じこもる

え、うそ、また?



もしかしたらちゃんとした記憶を
みたら遅刻するとかいうシステムなのか?
それならもう寝ない方がいい…

ut「Aー?、入んで」
「!へんたい?!」

なんで更衣室に入ってくるの?!ばか!


───
食堂

ut「ごめんて」
「…寝坊した私が悪いので、すみません」

不貞腐れたAの態度に
周りのヤツらは興味津々

肘で続きながら聞いてくるので
素直に

ut「更衣室あけたらAがおってん…」

?「なんで更衣室入んの?」

ut「…ま、まぁ?」


鬱は、もちろん他の奴らに
ぶたれた。

kn「…」


ni「あ、今日取引先の所にいってくるわ」
gr「ん?そうか、気をつけて」
os「どこのやつ?」

ni「c国。普通に関税の徴収の確認」
ni「あそこの整備もみたいし」

「!……」

スプーンを持つ手に、力が入らなくなった
落ちそうになったそれ

皿に落ちる前に拾い、事な消えたが
心臓はまだバクバクしている

C国、兄さん、爆発

なんか、

なんか、

なんか、

嫌だ


「…」

syp「Aさん、大丈夫すか」
ci「顔色悪いやん」

「へ、……大丈夫です」

化粧もしてないから、酷く見えたのだろう
分かっているが、彼らが
何故か怖くてつい離れてしまった
申し訳ないくらいこわい

syp「Aさん」

なんで俺から離れんの?はらたつ
お前は、きらわれないほうほうを
調べてるんでしょ?

なら、俺に媚び売れや

os「…」


───
廊下



os「お腹いっぱいめぅ〜」

教会に戻る足取りは、
後ろから、背中を引っ張られたことで
余儀なく変更

俺を呼ぶのは、珍しい

os「A?」
「……」

「話、が、あります…」

84話→←82話《古紫の九死》



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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます! (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします!ついに100話まで…!あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします!お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください! (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…!ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月4日 15時

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