検索窓
今日:57 hit、昨日:275 hit、合計:107,508 hit

82話《古紫の九死》 ページ32

tn「A、悪夢の件はええんか」
「大丈夫です」

tn「…」

食べ終わったAは、皿を片付け
スタスタと逃げるように帰って行った。

ひとらんは、困ったように笑いながら
他のやつの皿を洗う。ゾムも引き際を
察しておうことは無かった

…初めて遅刻した日から、かなりの
日数がたったが…俺、Aのこと
まだ全然わかっとらん

Aは、努力してんのになぁ

zm「嫌われない努力かぁ」
zm「誰に嫌われたくないんやろうな」

エーミールがこっそり教えた情報は、
瞬く間に拡散され、全員に認知された

os「…」

Aのほんまの理由を知っとるやつは
…俺くらいか?…

それに思わず口が緩む
手で覆い隠しながら優越感に浸る
俺だけのAって感じがしてええな


tn「ゾムやないと思うよ」
zm「え…てことは、嫌われてええってこと?」
tn「いやゾムに嫌われる可能性はないって意味」
zm「!!」
os「……」


rbr「…」

Aの寝不足の様子は、
前日一人で寝たか、誰かと寝たかで
違う

あの感じやと、めっちゃ嫌やが
ちゃんと誰かと寝た方がええ
…俺でも、…ええんやけど


───
Aの部屋


「…」

着替えまで済ませた体から
どんどん力が抜けていく。
引き込まれるようにベットに
だいぶする


「めっちゃ、…ねむい」

「…」


意識がシャットダウン

───
???


「…」

帰ってきた彼らをみて
開いた口が塞がらなかった。
真っ黒な××にふれた。死んでるくせに
暑くて、もろくてもう動かないんだなって
分かってしまった

××は、その日××で取引を行っていた。
その最中××国によって爆破攻撃を
受けてしまい


二度と目を覚ますことは無かった

意気消沈した彼らたち
その姿を、揺れた視界の中でじっと
見つめていた。


××が死んでから、私の態度が
変わった気がする。いつもより
静かで黙ってて

冷たい視線

83話→←81話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
552人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます! (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします!ついに100話まで…!あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします!お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください! (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…!ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年3月4日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。