54話 ページ4
「次こそちゃんと帰りますよ」
gr「…A」
「…なんですか今度は」
「…？」
後ろにいた彼は、やけに
真剣な眼差しだった。ケーキを食べていた
5歳児とは思えないほど重たく真っ直ぐな目
gr「…実は護衛はいたんだぞ」
「は？」
gr「俺の護衛ではなく…Aのだな」
gr「潜伏がうまい後輩だ」
syp「…なんや、最後まで言わんのかと」
syp「てかAさんは、気づいてたやろ。視線感じる言うてたやん」
「…なぜ、彼が？」
意味がわからない。なんで彼が
ここまで着いてきてるんだ？霊園も
見られたのか
苛苛と、不安がつのる
2人の悪魔の対処法なんてしらない
gr「心配だからな。複数人の相手は苦手だろ」
gr「やから、こいつに着いてきてもらった」
gr「俺はほんまに偶然だぞっ！」
syp「…」
gr「すまんな」
「…プライバシーを守ってください」
「それじゃ、2人でかgr「すまん、金ないのはほんまや」
syp「俺、護衛なんで」
「…」
この人たちに嫌われないように
媚び売る必要ある？
───
車内
「…車の弁償もお願いします」
gr「まだ壊してないだろ！」
syp「言われてやんの」
Aさんのご機嫌をとるために、
わざわざ総統閣下が運転をすることになった
はっきり言って荒い。ほんまに壊れるんじゃ
syp「……寝た」
gr「…ショッピくん。Aが魘されたらすぐ起こせよ」
syp「え、？あぁ、はい」
gr「恐らく寝てない」
gr「ここでしっかり寝てくれるならいいが」
syp「…」
見ていないようで、先の先まで
前の前まで見ているこいつ
《敵》なら邪魔よな
ルームミラー越しに視線があう。
鷹のように鋭く炎のように赤い瞳ほ
背筋を凍らせた
syp「…なんで、Aさんをあんたの幹部にしたんですか」
禁断の質問
彼女にとっても総統にとっても失礼な質問やし
gr「…そうだなぁ」
gr「面白いからか？見ていて飽きない」
gr「そいつの願いがいつ届くのか見てみたいものだ」
syp「願い、？」
gr「あとは自分で考えろよ」
syp「な、(((ｷﾞｷﾞｰｰｯ
syp「…あんた、やりましたね」
鈍く金属が削れる音。
車のすぐ右手には折れた枝
そして、総統閣下の青ざめたな顔
やったなこいつ
gr「…ショッピくん。黙っててくれないか？」
syp「え？どうしましょうかねぇ？」
gr「助けてクレメンス…」
Aの視線は冷たかった
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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (
レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます！ (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします！ついに100話まで…！あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします！お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください！ (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…！ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月4日 15時
