78話 ページ28
zm「A、これなんて読むん」
「…これは、××。意味はわかるよね」
zm「わからへん、食いもんか」
「…─って意味」
zm「賢いなぁほんま」
Aは、頭がええ。
何をしたらいいかをずっと考えとる
今日の講義の問題もAには
簡単らしくてすらすら
─
zm「よっしゃ、全員の首勝ち取った！」
俺が得意なのは体術ぐらい
体格にめぐまれたおかげで、
大人数相手でも基本的に負けなし
素早さで全員を殺す
Aは、一人、2人なら上手かった。
やけど大人数やったり大柄な男相手だと
あの性の差って奴で負けてまう
Aは頭ええから内部の参謀に
入ったらええねん
先生が、体術は幹部に匹敵すると
言われた的は嬉しかった。やけど
Aに報告したら、
「ｯ…そう、よかったね」
悲しそうやった。何故かを
そんときに聞けばよかったな
kn「…」
ゾム。グルッペンも欲しがっている人材
早めに幹部にさせてAは俺の嫁に
させたらええか、
豆だらけの手、酷いクマ
痩せていくからだ
彼女は、そこまで追い込めているが
追い込めてるのは彼女だけやない
やはり最後は元来の力の差が出てまう
可愛そうにな
─
数年経った。俺の幹部入りが
噂されてる時だった。
その日は、菌がはえそうな雨やった
zm「A、今度の休みさ俺ん
？「Aはいるか！」
「ごめん、ゾム後でね」
「はい、ここにいます」
zm「…なんやあいつ」
邪魔者は…あ、兵士や
しかもエライ奴
なんでそれがAのところ
ｯ！
zm「A…？」
初めて見たその顔、絶望した顔
よく戦地でみる家族が死んだ顔
「…わかりました」
「今すぐ用意して向かいます」
Aは、取り繕い
そして伏し目で息を吐く
いつも無視する他奴らも
見ていた
「…葬式に行ってきます」
zm「！だ、だれの、？A、だいじょ」
「父親です」
「…今ははなしかけないで…」
zm「…」
これは後から聞いたが彼女の
口癖《あの人》は父親のことらしい
そして、父親は《元幹部》だった
そんなことも知らず俺は、
ただAの背中を見送ることしかでかなかった
後ろの奴らの目を知らずに
kn「…」
良かったやん、A。
《邪魔者がきえて》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 553人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (
レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます！ (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします！ついに100話まで…！あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします！お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください！ (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…！ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月4日 15時
