76話 ページ26
kn「…」
Aと出会ったのは
俺が訓令兵を鍛える役職についたばなり
Aは既に2年ほど訓練兵になっていた
そんな時期やった
kn「思い返せば、…あん時ゾムをお前のそばにおさせて正解やった」
kn「おかげで狙われずらかった」
kn「…やけど、…1ヶ月も男って我慢できひんもんなんやな」
kn「わるかった」
kn「…A、」
kn「どうか、俺のもんと言ってくれ」
懇願
彼女のを冷たい手を潰すように握り、
頭をこすり付ける。指先が額に触れる
冷たくて心地よくて寂しいねん
kn「お前しか、おらんのや…俺には」
kn「初めて出会った、俺とおんなじ暗い目」
kn「同じ過去、同じ入り方」
呪いのように、Aに縋る
グルッペンにも見せられないこの姿
彼女は痛いらしく呻き声を上げていた
すまんな
kn「お願いやから、他の奴らの手に渡らんといて」
kn「…Aを奪うやつは誰だろうが殺す」
kn「…俺だけの、Aになってや」
zm「…」
コネシマのさっきまでの
どくせんよくたかい男、ではなく
まるで親に縋る子供
親に、捨てないで。と
泣く様子はよく戦場で見てきた。
そいつらは、足でまといか
逆に助けるためにすてられていく
zm「…」
Aを貸してやるよ、シッマ
ちょっとだけならな
…
Aと会った日をなんとなく
思い出した。
その日は、くそ晴れていたから
俺の影の周りに誰もおらんのが
強調されていややったな
───
過去
zm「…」
入ってそうそうやらかした問題や見た目
でアイツらは俺を敵とみなして
近づくこと、というか目を合わせることを
嫌がりだした。
広い教室で浮くおとこ
もういっそ、兵士なんてやめてしまおうか
？「では、2人組をつくってくれ」
あー、はいはい。おとくいのやつやね
俺をみんなしていじめたいんやろ
おれみたいに、一人ぼっちのやつを
さらし上げて
「あの、ペアいますか」
zm「へ、……？」
その時、俺に話しかけてくれたのがAやった
きらいな日光をはねかえし
眩しいくらい輝いていたA
その時、魅入られた。
───
めも
zmは、文字に弱いので
難しい感じはひらがなが多いです
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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (
レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます！ (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします！ついに100話まで…！あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします！お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください！ (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…！ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月4日 15時
