74話《空色の固執》※ ページ24
昼頃
「…誰もいないね、」
ペ神さんが出かけて行った音
重たい頭を無理やり動かして、
周りを見渡したが、誰いなかった
今のうちに、部屋に戻って書類の整理を…
「うｯ……」
頭痛が酷い。目眩もやまないし、
お酒なんて飲むもんじゃないな
振り子のような視界を探りながら
足を1歩1歩前にだす。
あぁ、誰にも会わなければいいけど
───
廊下
「…」
うつら、うつらと頭が傾く。
薬を頂いたから、まだマシだが
かなりアルコールのダメージが入ったみたい
壁を伝わせながら、歩いている最中
遠くに2人組の影が見えた。それらは、
何かを指さしてなにかを喋っている
幹部の誰か？…いや、あんな汚れた服を
そのままにする人は…いや、いるが…
私の進行方向は彼らの方なので
仕方なく前に進む。数歩近づいたらやっと
私の名前を「A様」と呼んでいるのに
気づいた
あぁ、兵士か。医務室に近い廊下なら
いてもおかしくは無いのか
？「あれれー？体調悪いんですか！」
？「昨日は熱い夜を過ごしたんですか！笑笑」
？「ゾムはおらんな…よかった」
？「あいつ怖いしな…、てかまじで弱ってんじゃん」
「……」
めんどくさい。ただへさえ
身体が自由に動かせない時に、
こいつらに出くわすとは
熟熟、自分の不運を呪いながら
無視を決め込む。
つもりだったが
？「おい、幹部サンは部下の話を無視するんですか？？」
？「僕泣いちゃう！」
「…通してください」
？「いやでーーす！」
？「胸揉ませてくれたら、通しますよ！」
「…」
やはり軍の中だけは、
女体の価値はおかしく高い。
恋愛禁止という規則は幹部にしか適用
されないのに…
そう思っていると、視界の奥からぬるりと
手が伸びた。
それは、下品にも私の肩に触れ
徐々に下に下がっていく。
「ｯ、」
また思い出した。訓令兵の頃を
気持ち悪い、いっそこいつら
始末す───
？「あぐｯ?!いっだああｯ！」
？「おい大丈夫か！っあ"ｯｯ?!」
「へ、…」
汗だらけの体は何もしてない。
なのに、こいつらは狂ったように
叫び私から一目散に逃げていった
誰、
あ
「こね、しまさん…」
kn「大丈夫か、なにされた」
「…肩触られただけです」
kn「…そうか」
あいつらに、致死量の毒針を
ぶっ刺して正解やったな
俺のAに触ったんやから
当然だ
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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (
レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます！ (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします！ついに100話まで…！あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします！お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください！ (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…！ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年3月4日 15時
