53話 ページ3
gr「今日は交通機関を使ってきたゾ」
「はぁ、?…」
gr「あ、やけどゲーセンで金を使いまくったから帰りは徒歩やな」
「…」
総統閣下が、こんな子供っぽいことを
していいのだろうか?
怒りを通り越して、呆れが頭にのしかかった
「…とりあえず、護衛をよgr「なら、」
gr「お前が今日護衛な!」
「ゾムさんあたりでgr「ちゃうねん」
gr「バレたら、殺されるやん?…A様」
gr「私に慈悲をお与えください…」
「何ゆってるんですか、そんなこと」
「ゆgr「俺は、言うことを聞いてくれるAが好きだぞ」
「…」
gr「きっとこの願いも聞いてくれる」
gr「そうだろ?」
「…」
あぁ、この人もオスマンさんと同じか。
分かっている、腹が立つ程に
「…人の弱みを利用するなんて横暴ですよ」
gr「その傲慢が許されているのが私なのだ」
「…車があります、汚いですがそれに乗ってください」
彼にそう告げて歩いたが、ついてくる足音が
しない。はっとして振り返ったら
gr「食いてぇな…」
「…」
5歳児が、壁に張り付いていた。
これじゃ警備員が来るぞ
gr「美味いぞ!」
「そうですか」
私は、育児は向いていないと思う
結局、機嫌を治すためにケーキ屋に入り
ソレを食べさせているのだから
gr「Aは、要らないのか?」
gr「アイスコーヒーは身体冷やすぞ」
「いりません。予定していた場所では無いので」
gr「…」
「?え、なんですgr「口開けろ」
「いやでgr「いいから」
「…あー、」
「んッ?!」
開けた瞬間、彼の持っていたスプーンが
容赦なく放り込まれる。上のココアパウダー
が呼吸を邪魔して肺が痛くなった
「ごほっ、ごほっ…急になんですか」
gr「美味いだろ」
「…まぁ」
gr「くくっ連れてきてよかったぞ」
「なら後でケーキ代返してくださいね」gr「…」
gr「…墓参りはできたかちゃんと」
「……プライバシーに関わることなので」
あの人と、貴方は私にとっては
《最悪の組み合わせ》
出来れば、2人同時にあらわれないでほしい
gr「…」
Aは、途端にそっぽを向いて
俺に話を無視した。酷いぞ
まぁ、そうなるよな
《目的》の標的は俺だしな
───
ケーキに縋る総統閣下(笑)
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ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます! (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします!ついに100話まで…!あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします!お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください! (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…!ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月4日 15時