67話《春色の馳騁》 ページ17
gr「飲み会か、確かに最近してなかったな」
os「いいねめぅ〜」
tn「ま、最近任務続きのヤツもいたし、するか」
tn「今日でもええか?」
トントンの言葉に、殆どの幹部が
目を輝かせて頷く。トントンもそれに
納得して買い出しのメンバーを決めだした
1人の幹部を除いて、だが。
「…」
どうしよう
…今までの飲み会は、断ってきた
全部無駄だと思うし、お金取られるし
だけど、本には行った方がいいと
書いてあって
この状況はとてもことわりづらい
腹を括るしかないのか
zm「…」
Aの額が、若干湿って
顔もかなり後ろの方に引いた。
動向は小さく鋭くなり、
指先が落ち着かない。あ、困惑しとるんやな
それでもなー、
Aと飲み会なかったしな
もしかしたら、呑んだAって
性格変わったりするかもしれへんし
楽しみやな!
sn「…」
申し訳ないけど、無理やり壇上に上がって
貰うよ、A。
彼女のその顔で拒絶したいのはよく分かる
ただ、浮かれたメンバーは誰も気づかず
今は、もう既に何の酒にするか、に進行中
gr「俺甘い酒が飲みたいぞ」
tn「辛口がええやん」
ut「わかめざrbr「きも。くだばれ」
sha「一応の麦茶も欲しい…弱いし」
議論は九時を過ぎてもおわふことはなく
Aは、ただ予定変更の怒りと、
今夜の不安に苛まれていた
───
トントンの部屋
「…」
tn「…」
彼女の細い指が、書類を落とす音が響く
落とす音がなったあとは、紙がさすれる
音がして、
壁の棚に片付けられる音でおわる
いつもその音がする
その空間が好きや
tn「A、最近は、寝れとる?」
tn「悪夢のやつ」
「…大丈夫ですよ」
「お気遣いありがとうございます」
tn「…」
顔を見せないA。嘘やろ
オスマンから、Aのその症状は
人と寝たらないこのが分かった
また、その、そ、そそそそいねしたら…
淡い期待を寄せて、棚1つ分まで
距離を詰める。Aは警戒しているが
距離を取ろうということはなかった
嬉しい
tn「A、よかったら…また、その…いい一緒に、ねねねても…ええよ、悪夢。みるやん、?」
「大丈夫です」
「それでは、失礼します」
tn「…そんな、逃げんてええやん」
───
rbr「いやぁ、…そりゃ逃げるやろ…」
552人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふむむ(プロフ) - 66話のヒントでもしかしてスパイって…やばいめちゃくちゃ好きです。 (3月23日 3時) (レス) id: 72c4b6a776 (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 53話の絵、めちゃくちゃ上手いしシュールでおもろいの草。才能の無駄使いってやーつ…? (3月20日 22時) (レス) id: f3d61cfa83 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - うえはーすさん» ありがとうございます! (3月18日 13時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
うえはーす(プロフ) - 初コメ失礼いたします!ついに100話まで…!あちき様の作品はどれも素晴らしいものばかりで尊敬いたします!お体にお気を付けて、これからも元気に活動頑張ってください! (3月18日 13時) (レス) id: 9aaf506a02 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - レナさん» すみません…!ありがとうございます (3月5日 23時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年3月4日 15時