10話 ページ10
os「何もないわけないやん」
os「ほんま、頭悪いよな」
「…仕事の中断はやめてください」
os「その仕事を与えてるのは俺よ？」
「…」
os「んで、何があった」
「何もありません。他の人と同様に指をとる行為に恐怖を覚えただけです」
顔は見てないが、絶対笑っている。
彼はいつもこうだ。察しても
泳がせて、泳がせて疲れた時に
1口で喰らう幹部らしい強慢さ
泳いで、陸に上がらなければ
os「でもちゃんと出来たやん？」
「…理性が戻っただけです」
os「ふーん？…でも顔は」
os「まだ焦ってんで」
「ｯ！」
os「ん…痛いめぅ」
「…すみません。仕事に戻ります」
os「…」
Aの顔に手を伸ばしたらかなり本気で
払われた。…あの顔は、してない側は出来ひん
os「された側の顔やな」
os「…昨晩の間に、それらをされた」
os「いや、あの顔はひと月いる」
os「…」
摩訶不思議なお話やな
───
トントンの部屋
「報告書持ってまいりました」
tn「お疲れ様……」
彼女は、疲労していた。
冷や汗とうるさい鼓動…
オスマン、あいつ何かしたな
「では、昨日の書類にtn「…A」
「はい」
tn「…今日は、もう休んでや」
「何故」
tn「顔色が悪い。体調不良なら休め」
「私は平気です。ではしつtn「待ってや」
tn「！…」
手を、つかもうとした。
それだけなのに
「…やめてください、」
彼女が震えていた。細い髪の奥の瞳が
揺れている。
「私は平気です。書類の不備があれば
最初からそう言ってください。」
「仕事の話じゃないのでしたら、戻ります」
tn「ちゃうねん、…」
tn「なぁ、どしたん」
tn「何かあったんやろ」
tn「前は、そんな」
怯えること、なかったやん
「…怯えていません。反射的に払っただけです」
彼らが触れた箇所から記憶が突き刺してくる
何度も何度も、痛みとあのセリフが襲う
仕事ができないじゃないか
tn「は？…最近のお前おかしいやろ」
tn「遅刻した日から、ずっと俺らに怯えとる」
tn「なんかしたか？俺ら」
tn「嫌われとんのは知っとるけど、
怯えられるようなことはしてへんねん」
「…」
確かに、今の彼はしていない。
しかし半年後の彼と重ねてしまうのだ
tn「…悪いけど、」
tn「《俺の仕事の効率が落ちるんで》」
tn「話してくれませんかねぇ」
「…」
逃げ場がない
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
