8話 ページ8
zm「ん!よろしく頼むわ」
「私は、安地で待つので終わり次第連絡をおねがします」
zm「ほーい」
Aは、不機嫌だった。
予定変更が嫌いやししゃーないか
女らしくない車種。彼女の匂い
やけどかわいい
「…」
zm「今日は元気か?」
zm「俺、心配してたんやで」
「…」
声が出る前に、昨日のノートが
脳裏に浮かぶ。赤ペンで書いたそいつらは
【心配されたら、どれだけ迷惑でも
感謝の意をつたえること】
「…そうですか。」
zm「ん〜」
「…心配してくれて、ありがとうございます」
zm「………おう!」
Aが、仕事以外で感謝するとか
初めてやん…成長??
感激している俺を他所にAは、
進んでいく。少し赤い頬の意味は
自己解釈してええかな
───
「……」
ゾムさんが、建物の中に入ってもう数分が経つ
こっそり持ってきたノート。
昨日の復習をしよう
嫌われないように、するため。か
こんなこと《あの人》ならしないのに
自分の不甲斐なさが甚だしい
「…感謝すること、笑顔でいること、…周りの人の心配をすること…」
仕事以外でする必要はないじゃないか。
体調なんてその人の自己責任じゃん
「…でも本はそう書いてるから」
目的を果たすために、やらなくちゃ
果たせたら辞めればいいのだから
───
zm「邪魔すんで」
「おかえりなさい」
zm「…」
「トントンさんへの報告書の記入お願いします」
zm「…はーい」
お疲れ様、くらい言ってええやん。
相変わらずAは冷たいわ。…前は優しかった
不貞腐れた俺の視界は、徒然なく窓の奥を
見つめている。数分経って、表社会に
出たところで
俺の好きなご飯処があった。
ただそれだけ
zm「…あー、A。ラーメン屋行かへん?腹減ったわ」
Aは、中断を許可しない。
今回もそうなることぐらい知ってる
「……わかりました。先程の所でよろしいでしょうか」
zm「へ、…あ、おん」
え、?
───
zm「ほ、ほほ、ほんまにええんか?」
zm「ちょ、頭打ったん?体調わるい?」
あのAが、道変更なんて…!
今日はなんか変や。薬でも飲まされたんか?
かなり失礼なことを言われているのに
彼女は、仕事と同じ声で
「平気です。駐車場で待っているので」
zm「お、おぅ…」
「…これでいいのか」
本には、【1度目の頼みは聞いた方がいい】と
あった。例えどれだけ無駄に見えても
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年2月18日 19時