6話 ページ6
夜
「…眠ったら、夢が冷めたりするのかな」
普通に生きている夢を、見ているだけかもしれない
目を瞑ったらそのまま死んでるのかもしれない。
考えただけで、眠気は過ぎ去った。
それなら起きて無理やり夢の中に
いる方がマシだ。
沸かしたお湯でコーヒーを注ぐ。
雀の涙ほどのカフェインを摂取して
夜明けを待つことにした。
「……」
窓から見える星空。雲ひとつなく
その奥で月が聳え立っている。
きっと、私の存在も知らずに
「…」
ｺﾝｺﾝ
「…はい」
こんな夜遅くに誰、敵か？
それとも夢の管理者でもいいたいのか
懐にナイフを忍ばせて相手の気配を伺う
来る勇気は無いらしい
ゆっくりドアノブを回し瞳の分だけ開けた。
「…もう就業時間外です。」
os「《明かりが漏れてたから》何かしてるんかと思ったわ」
「そうですか。お騒がせしました」
os「Aー、体調は大丈夫めぅ？」
「…大丈夫です」
オスマンさんは、張り付いた笑顔で
何を考えているのか分からない。
明かりなんて、漏れるはずないのに
os「そぅ？、相変わらずすっぴんは酷い有様やん」
os「女の子なんやし、気にしぃや」
os「俺に頼ってくれれば、そのクマもとってやれるんやけどな」
「…仕事に関係ないので大丈夫です。」
「要件はそれだけですか？なら、部屋に戻ります」
os「明日は宜しくめぅね」
「明日？」
頭を振り返してようやくおもいだした。
明日、彼と同じ仕事だ。
os「ふふ、頑張ってなぁ」
「…」
苦手だ。半年たっても苦手だったな。
彼が立ち去り、足の力が抜ける。
私に、明日。があるのだろうか
これは本当に現実なのだろうか
目を瞑って眠っても明日が来るのかな
「…」
気づけば、私の体は布団の中に沈んでいた。
半年ぶりの暖かい布団
いいな、…
───
？？
os「まじで、Aもトントンも頭が悪い」
飲みかけの紅茶は、部屋に戻る頃には
冷めきっていた。
頭の中で整理しながら今日の彼女を
振り返る。
os「…昨晩に、何かあった。しかし防犯カメラに何も写っていないからAの中での変化」
os「そして、…俺らがかかわる変化」
os「…言ってくれればええのに、何を痩せ我慢してんの？」
ほんまに、馬鹿やなぁ
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
