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47話 ページ47

「私が弱いのが悪いですから」

あぁ、こんな情けない姿なんて嫌だ
《あの人》はこんな事で悩まないのに
《あの人》なら狙われない

狙われても、確実に殺す

なのに、なんで
こんなに私はダメなんだろう


zm「A、今信じてくれとはいわん」
zm「けど、」

zm「俺、もうお前から離れることはしない」
zm「ずっと、死ぬまで」

zm「やから…少しでええから…」
zm「…一緒におって…」

「…貴方といると、私が弱いのが強調されて嫌です」
「もう早くかえってzm「弱ない」

「ッ…」

まだきつかれた。
記憶が流れてくる、叫ぶのも逃げるのも辛い
頭に蕁麻疹ができたみたいだ

そのまま何時間とも言える長い時間
彼の熱いセリフが耳に流れた

気づけば彼と私はベットの上で
添い寝のような形になっていて、

久しぶりの彼の匂いに怖がっている
はずの体が心做しかよろこんでいた

zm「…A、虐めてきた奴を教えてや」
zm「教育し直してくる」

「…」

「…」

「全員…」

zm「……わかった」

「…こんな、はずじゃなかったのに」

zm「…すまん」

「…《あの人》になれない」

zm「…」

殆ど眠っているAの口からでた単語
訓練兵のころにもよく聞いた

眠ったAの足は冷たい。
なんとなく怖くて手も繋いで首も埋めた

zm「…」

久しぶりのAに体が熱を持つ
やけど、手を出したらあかん

決めたやろ、俺

Aが俺に差し出してくれた時
その時に、俺らは繋がるねん

zm「…繋がる前に…そいつら全員しめなきゃ気がすまん」

俺が最初に繋がるはずだったのに、
奪った奴らを野放しにできるか



真っ白なベットの片方は、
毒々しく真っ黒な正義が息を潜めていた


───
翌朝




「…」

寝てたらまだ彼が隣にいた。
早く帰ってよ…

彼の縄から離れようとしたら、
バレて余計につよい力でしめてくる

彼にいちばん知って欲しくないことを知られた
これから彼は、訓練兵全員をしめるだろう

どうせ、私が1人の時に
蟻の様に襲うから

「意味が無いのに」

zm「…A」
「…起きてたんですか」
zm「…おはよう」
「…おはようございます」

zm「……」

zm「へへ…朝からAの顔は、幸せやな…」
「…」

頬を腫れ物のように撫でる彼
記憶は流れてこなかった

1度底までみたら、流れないシステム
なのだろうか

zm「……」

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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

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