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42話・sha紹介 ページ42



「…」

目が覚めると、私は彼の腕の中
久しぶりに夢を見ない睡眠

抜け出す気力のない体は、
彼によたれかかってしまう

「…布団がこんなに温かいのが久しぶりかも」

随分心地がいい
添い寝が好きだという人の気持ちが少しわかる気がした

sha「……」
「…」

sha「うへへ、…ん……A…」

「…」

どんな夢を見ているんだろうか
せめて、私のような悪夢じゃなければ
いいのだが



?「……」

───
廊下


ut「昨日の女ハズレやわ…」

メールをブロックしている最中
メスの嫌がる声と、親しき友人の楽しげな声が
耳に届いた

好奇心が足を加速させ、角を曲がり
声のする方向へ向かう。

視線の先には、例の2人がいた

距離感ゼロで


ut「!え、なにしてん」

sha「あ!大先生おはよう」
「…おはようございます」

ut「え、お前らできてんの?」

sha「ちゃうけど、A飯いこうとしなかったから」
「行ってますから、離してくれますか?」
sha「いや、でも、ええやん!」
「良くないです、歩きづらい」


ut「…」

顔をトントンカラーに仕上がるシャオちゃん
先程からの言い訳も子供っぽくてエミさん

Aは、ほんまに嫌がってる
眉間に皺を寄せながら手を真っ赤にし
シャオちゃんから離るためもがいてる

なるほど、シャオちゃん
この女に落ちたんか

女なんてどれも一緒やのに笑

ut「まぁええわ、お幸せに〜」
sha「は、はぁ?!」

「…」
sha「あ!A!離れんといて!」

「一人で歩いてください」

朝から大変だ。
化粧の時も、髪を巻く時もずっとついてくる
一生続くなら、業務にも支障が出るから
勘弁して欲しいんだけど


?「……」

───
食堂


「…」

今日は、あついコロッケが朝ごはん
豪華だな…

「…ん」

隣にいるはずのゾムが居ない
他の人と話した方がたのしいよな

「…あつッ…」

?「…」






zm「…」

em「はぁ…話に行かないんですか」

zm「やって、A俺の事嫌いやもん」

em「そんなことは、ないと思いますけど…」

拗ねた彼を治すのは難しい
よりにもよって原因は彼女だからな…
治らないぞこれは、

彼女を説得して、彼を元気づけてもらおうかぁ

zm「……俺やって、別に好きちゃうし」
zm「さ、み、しそうやったから声掛けてただけやし」

そんなことないけど

───
シャオロン

Aって良い奴なんやな…!
と気づき懐いた

孤独が苦手でAに近づきがち

好きな人には執着するタイプ

43話《翡翠の耽溺》→←41話



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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

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