41話 ページ41
「そうですか、ですが遠慮します」
「明日も早いので、おやsha「お願い、…助けさせて…」
「…」
彼は、私のために添い寝を提案しているのではない
ことに気づいた。
恐らく、寝れないか悪夢を見たとか
そんな理由で心細いのだろう
…本には、頼まれたら頷くって書いてあった
私みたいな奴は、そういうのの基準がわからないから一旦全部のお願いは聞いた方がいい、と
「…分かりました」
嫌われないなら、いっか。
彼は、私より喜んだ表情をしながら
ルンルンと部屋に入ってくる
殺風景で書類や筆記具程度の小物しかない
部屋を見渡したあと何処か
悲しそうに私を見つめた
sha「…お、おれ、得意やねん」
sha「小さい子供とかよぅあやすし」
sha「あ、変なことはせんから！！！」
sha「ベット使ってええ…？」
「どうぞ、私は床でsha「Aもやで」
「ｯ！ちょ、」
彼の男らしい腕がわたしをベットに放り込んだ
本気とっかかれば、療養中の彼なら
倒せるかな、なんて考えていると
次に来たのは、人の体温の布団
sha「…今更やけど、好きな奴とかおらんよな」
「いません」
「…ですが、添い寝は色々問題だと思いますよ」
sha「ええねん、今日くらい…お願い」
sha「あいつらにこんな弱いところ見せたくない」
「…」
それが本心だろう。わたしを心から
心配している可能性は無さそうで安心した
彼の抱擁で温められていく瞼
寝たら、また記憶が…
sha「…怖い夢見たら俺に抱きついて」
sha「助けるから」
「お気遣いありがとうございます」
背中越しの彼の髪の毛が擽ったい。
耐えようと思っていたのに気づけば、
意識が遠のいてしまった
sha「…」
Aの部屋は殺風景でなにもない
俺、冷たいヤツのことなんか知らんわって
突き放してた
こんなに追い詰められてたんやな
sha「…」
Aの左手、右手、右足、左足、多分胴体も
全てに今朝の俺と同じくらいの傷が
こびり付いたいた。どういうものくらい知ってる
ペ神に話したって無駄やな
sha「…Aは、俺の事助けてくれたのに、俺はいままで助けてなくてごめんな」
眠った彼女を強く抱きしめる。
これからは、こんな弱い俺を受け入れてくれた
彼女を助けていこう
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
