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5話 ページ5

syp「ん?、ジョーダンですよ」

「あ、……すみません。気を乱しました」


疑われる、そして同じ結末という最悪な
方程式が私を蝕む。こんなかっかしてたらダメなのに

syp「なら何すか。」
「…ただの寝坊です」
syp「夜遅くまで何してたん?」
「…それは、関係ないことです」
「はやく業務に戻ってください」

syp「…はーい」




「……はぁ」

やっと帰ってくれた。
彼の対応は好きでは無い。仕事の邪魔
だけど…やはり私の体も殺された1回目を
おぼえていたのが分かった。

……あの光景も嘘じゃない


「…とりあえず、殺された理由を探すことと」
「殺されないようにすることだね」

…確か、誰かが「だいっきらい」と
言っていた気がする。…嫌われたら
ダメなのかもしれない。



「…嫌われない方法、?」
「…行くしかないか」


───
図書館




em「…え、」

グルッペンさんの粛清から帰ると
幹部用スペースに人影があった。
珍しくて顔を出せば…真剣に書き写す
Aさんだった。

em「めずらしぃ…」

俺に気づかない集中力…やけど
読んでいる本が変や

em「…《嫌われない方法》、?」



よく見れば、他の本も
《嫌われない返答のしかた》
《嫌らわれてるから、好かれる方法》
《人に好印象に見せるのは》

em「ええ、えぇ…」


街コンマスターの私ですら
あまり見ない類
いつここに並べたかも覚えてないで?…

暫くしてAさんは、全ての本を片付け
分厚くなったノートを持って帰った。



em「…朝も、遅刻したよな…」


Aさんが、Aさんじゃ
ないみたいやん…

弱腰の俺を見ようともしないAさん
彼女は廊下に出てもノートと睨めっこ

……もしかして、誰かのことが…??


───
廊下

「……うーん」


嫌われない方法、
否定の言葉から入らない。

「…いや、でも…あ」

無意識に出てしまう口癖。これは
人を嫌いにさせる魔法らしい。
封印しないと

本を読み進むうちに自分は、かなり
嫌われていてもおかしくない距離に
気づいた。

仕事じゃないから、どうでもいいはずなのになぁ


「でも、とりあえず。」

嫌われない、ようにしないと

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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

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