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35話 ページ35

車内

「…」

ゾムさんが任務で外に出る時は、何故か
私が運転手

そんな雑念を口に出すことが許されない
空気感だった。
いつもより低い声でコネシマさんが告げる

kn「目的はシャオロンの救出、あと敵の殲滅だ」
kn「ゾムは、施設内を重点的に。シャオロンの任務もやってくれ」

kn「おれは、兵をつれて辺り一帯を見渡しとく」
kn「Aは、一応施設外を探してくれ」
kn「兵はつけとく。身を大事に」

「ッ……わかりました」

zm「…A、どうしたん」
kn「ん?」

「…大丈夫です。業務に関係ありません」

彼らにきづかれたら、めんどくさい
視線を合わせず、仕事のことだけ考える。

私のことを確実に嫌っている人たちのことを
考えるなんて無駄だ

───
??施設


zm「それじゃ、いってくるわ」
zm「……A、すぐインカムで呼べよ」

「大丈夫です。自分の身は自分で守ります」
「いってらっしゃい」

zm「…おう」

俺が知ってるAの癖
怖い時、一瞬顔を後ろに下げる。

何かあったんやろか


「……」


───
施設の周り


「兵士は、二手に分かれてここを基準に塀の中を探索してください」

「私も、個人で調べます」

連れ出されてきた兵士は、《私が指示者》と
わかった瞬間のほほんと顔を緩め

鎧を崩し始めた。

「…今から業務です、動いてください」

?「えー?なら俺を動かしてくださーいw」
?「いやー、女の子に言われてもな〜??」

「…」


私が、女だから舐めているのだろう。
しかし実際そうで。1人相手なら必ず倒せるが
複数人になれば必ずどこかで負ける

性の差に歯が痛い。

?「え〜?幹部なのに、躾ないんですか!w」
?「訓練兵の頃を思い出しちゃったカナ??」

「…」

こんな事でコネシマさんたちを、使うのは
申し訳ないし情けない

少数派の協力者を見送ったあと
喋るのも億劫になった体で
探し出す

まぁ、きっと《中にいるはずだけど》



?「まじ、連れね〜〜w」
?「俺らのために人肌脱いでもええやん!」
?「同期…後輩にも女ってまじでおらんもんな〜」

?「あれやろ?」

?「あいつって、《こね幹部》なんやろ笑」



彼女がいなくなって数分
玄関前でたっている兵士たちは
談笑しながら、上司である彼女に

文字に起こしては行けないほどの
辛辣、虚言を吐き散らかしていた


聞こえていたかは、わからないが

36話→←34話《黄色の恋衣》



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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

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