34話《黄色の恋衣》 ページ34
「……」
gr「A、おはようだゾ」
「…おはようございます、総統閣下」
私が箸を使っている時、突如
雷のごとく切り裂いてきた総統閣下
私になんの用があるのだろうか、
彼は、自身の食事を隣においたあと
当然のごとく座り出した。
一緒に食べるとかないよね
gr「たまにはいいじゃないか」
gr「俺は、お前が人間らしい姿見たいしな」
「…そうですか」
否定するのもめんどくさい
早く食べて仕事に戻ろう
gr「…」
gr「A、今日は任務変更だ」
「…！」
そういう事か。
食べるのを中断して彼を見つめる。
わざわざ私と食べるにはちゃんと理由があった
人前で言えないことなら、尚更
よかった。私と単に食べたいだけとかじゃなくて
gr「…《人形》やな」
gr「今日は、ゾム達と護衛をつれてシャオロンが向かった任務の所にいってくれ」
gr「昨日向かわせたのだが、連絡が途絶えている」
「わかりました」
gr「あぁ、くれぐれも気をつけろよ。敵が潜伏している可能性もあるからな」
「はい」
《敵に殺されるのはまぁ、いいか》
頷いた私を見つめる総統閣下は、どこか
呆れていた。何かおかしかっただろうか
gr「…」
Aは、驚きもせず戸惑いもせず
淡々と俺の言葉一つ一つに頷く。
その姿は、
支配者と、感情のない被支配者
俺は、そんなつまらない物は望んでいない
アイツらのように共に罵る関係の方がまだええ
それでも、
Aの人間らしくない姿に惹かれてしまうのも
人の性なのだろうな
gr「…」
「…」
gr「それ好きなん？」
「え」
gr「それだ。卵焼き、好きなのか」
わざとらしく1番最後に残っていた卵焼き
彼女は今気づいたらしく、
なんとなく最後にしていた、
とだけ返答した。
好きな物は、と聞けばとくにない。と帰ってくる
gr「…Aは少しくらい、俺らに気を崩したらいいんじゃないか？」
gr「俺は、従順な子犬をここにはおいては無いぞ」
「そうですか」
私のことを、狂犬とでもいいたいのか
まぁ、いいやそれで
彼は立ち上がり、私の方をみたあと
あの白い歯を見せて
gr「お前だって、《欲望》があってここにいるんだろ」
「…」
彼の分の卵焼きと、2人きりになった。
オスマンさんと同様総統閣下もいまいち分からない
分かりやすい性格なのに、
鷹のようになんでも見透かして俯瞰している
「……」
こわ
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
