30話 ページ30
鬱の部屋
「鬱さん、書類持ってきました」
ノックしてから数分がたった。
寝てるのか、彼
確かな怒りと、諦めが心の奥から湧いてくる
部屋に放り込んでおこうと、
ドアノブに手を回した時
ut「ほなバレへんようにこっそ、え」
？「きゃｯ！」
「！…だれ」
扉から、甘ったるい香水をつけた
女が出てきた。今日は来客の予定は無い
スパイか
出てきた女の腕を掴みあげ
抵抗ができない間に地面にひれ伏せさせる
折れない程度に押し付け、
銃口を彼女の項につきつけた
「誰ですか、貴方は。どこのスパイ」
ut「ちゃうねん！それ、俺の彼女！」
ut「許したってや〜」
「は？」
叫びだす女を気絶させた後、
彼に事情を聞く。
どうやら、《彼の彼女》らしく
こっそり密会していたらしい
《恋愛禁止》という幹部の約束を破っている
ことに怒りが噴火する
手首を爪で押し付けながら
彼に問い続けた。
ut「いや、約束はあるで？…やけど、なぁ？」
ut「俺やって男やねん！発散させて欲しいわ」
ut「なら、Aが発散させてくれるん？」
「は？」
ut「こいつは、ほんまは性のフレンドやねん。」
ut「やからAが、こいつの代わりに発散さてくれるんかってことよ」
「…」
この人何考えてるんだろ
唖然としている私を、肯定したと勘違いした
彼が腰に手を回してきた。
ut「痛くせんよ」
その言葉を皮切りに、溢れ出す記憶達
突発性のそれに軽い吐き気と、頭痛がした
無我夢中で彼から距離をとったあと
書類をおしつけ、
部屋に逃げる
ut「そんな、気持ち悪くせんといてや…」
女ってみんなそんなもんやろ？
金と性が満たせるやつならなんでもええやん
気絶した女を抱き上げて、
裏口に向かう。
くられ先生から貰った都合のいい
記憶が消す薬を飲ませて、適当な
ホテルに寝かせとこ
───
Aの部屋
「はぁ…はぁ…」
嗚咽が止まらない。こんなことないのに
記憶が、嫌な記憶がどんどん流れだして
止まらない。
そういや、1回目の人生で尋問と称して
女の恥じらいも奪われたな
「…気持ち悪い」
やはり、彼は苦手だ
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
