25話・ht説明 ページ25
「…」
ht「…」
彼女は、しばらく視界の景色を見つめ
呼吸をただしていた
小さな口から弱々しく聞こえる声
「食べる時間使って、体を鍛えられるし仕事ができます」
「あれでも一日で必要な栄養はとれます」
ht「…それは、美味しい？」
「…栄養をとる上で、そういうのは」
ht「大事なことだよ」
Aは、意味がわからない。と呟いた
あと少ししたら時計の針が12時に来てしまう
早く、君に伝えるべきことを言わなくては
ht「飯食うのは、栄養とるだけじゃない」
ht「楽しいとか、美味しいとか、そういうのも必要なんだよ」
ht「…俺が作るからさ」
ht「それなら、時間取られないし」
ht「美味しいの食えるだろ」
「貴方がする義務がありません」
ht「そういう義務とか」
ht「…」
ht「A、君は俺らの仲間。いい？」
ht「もう少し頼れ」
ht「君が仕事をして俺の負担を消す代わりに、俺が君の飯を作る」
ht「それじゃ納得できないの？」
「…1時間過ぎました。仕事に戻ります」
ht「…それでも、ダメ？」
ht「…それなら、グルッペンに言ってくるよ」
「…」
ht「…」
扉の前で、Aは立ち止まる。
ドアノブを回しながら振り向かず、
「…味が濃いのは苦手です。
量もたくさんは食べれません」
扉はしまり早い足音が消えていく
理解し熱を持つ脳と早まる鼓動
彼女が、何故か俺に触れたくないのかまでは
聞くことは出来なかったが…
ht「…作っても、いいんだよね」
グレーゾーンが嫌いな彼女が濁した
…肯定、と捉えていいよな
ht「よっしゃ、」
よし、何作ろう。味が濃いのが嫌いなのか
なら薄味のオムレツや、豚肉で…
ht「うふふ、…」
その後の彼は、1時間を過ぎても
メニューをノートに書き綴っていたとか
───
総統室
gr「あれで嫌いは嘘だろ」
tn「ひとらんは、嫌いな奴と関わろうとしないしな」
グルさんは、椅子で回りながらため息を吐いた
書類の隣にはひとらんの要望書
…胸が痛くなった。なんで
gr「…大変だな？これから」
tn「そりゃ、飯作らなあかんし…」
gr「あいつもだが」
gr「お前もだぞ」
gr「《俺らに》取られたくなければ自分で取るんだぞ」
tn「は、なにが？」
グルッペンの大きな唇の奥の歯は
白く光っていた
───
ひとらん
・美味しいものこそ正義
・Aの食生活をなんとかかえたい
・好きな人の胃をつかみたい
・酒が入ればぼうりょく型
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
