23話 ページ23
そんなことないけどな
トマトも、ナスも甘すぎるもんも嫌いやけど
…
Aは、きっと忘れてるんやろうな
「…貴方、嫌いなもの多いから」
「渡しても意味ないでしょ」
zm「!」
Aは、面倒くさそうに俺を1度見たあと
また下を向いて息を吐いた。
覚えててくれてたんや、
脳みそが熱くて、頭痛い
心臓がバクバクいってはちけてまう
zm「お、ぼえてたん。うれしぃわ」
「…」
なんか変なスイッチ踏んだなこれ
あー、朝からめんどくさい
はやく仕事したいのに
時間の流れは残酷で、1分前に
食堂、とかかれた扉の前に立ってしまった
───
食堂
ht「あ、やっときた」
ht「逃げたかと思ったよ」
「…おはようございます」
問題の根源は、フライパンを持っていた
何する気だ
ht「ほら、はやく。あとは…いつものやつらがくればいいね」
ht「《Aのために、砂糖とオリーブオイル多めに作ったんだよ。ちゃんと食ってね?》」
「…そうですか」
zm「?」
「…」
数年ぶりに見たトーストに胃が狼狽えている
よく見ればフルーツの盛り合わせやハムエッグ
朝聞こえてきたあれは、シチューらしい
syp「ふあわぁ…おはようございます」
ut「ごっつええ匂いする…」
ci「…」
ht「遅い、ほら早く座って」
最後の軍団の肩を揺らしながら座らせる
3人で徹夜でもしてたんだろう
ht「…」
ゾムの隣に座っているAは、
平然をよそっているが手先が震えている
そんなに、俺の作るもん怖い?
そんなに、《俺の事嫌い?》
ま、いつかわかるからいいや
gr「集まったな。」
gr「なら手を合わせて」
───
「…」
食べたものを全部暗記して、栄養計算して
それに合わせて昼分を計算して
久しぶり齧ったグルテンの味もわからない
全ての感覚を視界と頭に集中させる
これ、毎日続くとかないよね
…ただ、断ると嫌われる可能性
…そしてあれと同じ結末…それも嫌だ
《殺される直前の映像》しか分からないから
どのタイミンクで嫌われたのかもわからないのに
断れないこの行為は、地獄に等しかった
rbr「…」
A、たのしくなさそうやな
…
隣の脅威に目配せをする…が飯のせいで気づいてへん
そゆことやぞ
697人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2024年2月18日 19時