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19話 ページ19

夜中

「……水だけ、飲みに行こ」

また記憶をみた。今日はごーもん
吐くまで何かを詰められていた気がする。

ちゃんとしないと。
嫌われないように、《目的を果たすために》

「…」

───
食堂

「……」

冷蔵庫には、卵がこちらを向いている。
いくつも、目を光らせる猫のように

食べないくせに、何を探してるんだ

なんて言われてる気がした

「…」

冷蔵庫を閉めた。視線が消えたのに
セリフはずっと頭に残りつづけて後味が悪い
明日も君たちの親を茹でて、砂糖をかじって
油を流し込んで…明後日も、明明後日も


1回目の人生も牢屋に詰め込まれるまで
同じ食事生活をしていた。

バレなかったが、いつも彼らとここで
視線が会うと胸が大きく鳴っていたな


「…さっさと寝よ…」



?「…」


───

ut「あれ、Aちゃん〜」

「…鬱先生。」

高揚した頬と、骨のない歩き方。
酒と女だろうな

本には、困っている人は助ける。と
書いてあったがこれは自業自得なので
助けなくてもいいのでは

ut「なぁ〜、Aちゃん、部屋まで連れてってやぁ」

「…部屋はすぐそこです。ご自身でいけます」

ut「そこをなんとか!!」

「ですから、すぐそut「お願い…?な?」

「…来てください」

ut「んーッ、手ぇ繋いでええ?」
「嫌です」

後ろからよろつきながら歩く彼を、横目に
数メートルもない道案内にため息が出た

扉を開けて、ついたと中に入らせる
これで頼まれたことは終わり晴れて
ベットに…



ut「な、ちょっと入ってや」
「ッ!…やめてください」

中に入ったはずの彼は、こちらを向けて
舌なめずりをしていた。悪寒が背中を突き刺す
ダメだ。入ったら貞操が危うい

ut「なぁ、こないだから変やで?」
ut「うっつんが話聞いたるから、おいで」

「結構です。おやすみなさい」

話なんて、貴方は聞く性格じゃないでしょ


無理やり扉を閉めて、部屋まで一直線に逃げた
おかげで目はギンギンとはれてしまい

朝礼まで眠ることが出来なかった





ut「…ちぇ」

中途半端に火照った体を癒してもらおうと
呼んだが流石に無理だった。

女なら、俺に股開くやろ…
まぁ、そういう生物なんやな

ut「初めてまじの拒絶食らったわ」

冷蔵庫の水を飲み干し、服もなぁなぁにして
ベットに飛び込む

勿論、翌日は遅刻した

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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜!!!! (3月4日 6時) (レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜!暫くはtnさんが沢山でてきますよ! (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました!嬉しいです!❤️‍🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます、、!これからも無理のない程度で更新頑張ってください!応援してます〜!🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年2月18日 19時

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