17話《白色の噴怒》 ページ17
tn「…」
あの日から、怯えられることはなくなった。
相変わらず《嫌われている》が、まぁこれからやろ
tn「でも、…まずは…」
身体面強くして欲しいわ
───
食堂
「……」
油は、この量を飲む。時間が惜しいので今日は砂糖
ふたつを混ぜ合わせて一気に飲む。体に馴染まない油が口内で膜を作り砂糖の甘さがダイレクトに喉をさす。油断したら吐くので用意した白湯で溶かしこむ。
これで今日の朝昼の糖質、脂質は終わり。
使った食器を洗いながら鶏肉が煮えるのを待つ
夕飯は食べないからこれでいいよね
「…」
自分でもおかしいのはわかるが、おそらく
《あの人》も同じようなことをしているので
大丈夫だ
「あ、できた」
煮えた鶏肉をもってきたパックにつめて
そそくさと食堂から逃げる。
ゾムさんと鉢合わせしたら時間取られるもん
人には失敗があるらしい。
証拠隠蔽をしていたつもりなのに、
油を調理台の上に置いていたことを忘れていたとは
ht「…え、なんでこんなところにこれ置いてんの？」
ht「誰か使ったのかな」
サラダ用に使われるオリーブオイルが
静かな厨房で朝日を浴びていた。
よく見れば、シンクも水の膜が貼ってあり
…数分前誰かいたことが読み取れる
ht「でもここ幹部専用だし」
ht「…やっぱり、1個減ってる」
毎日鶏肉が1パックずつ消えている。
俺らも使ってない日も、毎日。
おそらく彼女が使ったのだろうが
オリーブオイルと鶏肉……
ht「サラダ…にしては野菜減ってないし」
ht「炒める…いや、フライパンは綺麗」
ht「……鍋は使われてる。」
ht「…何作っだんだろ」
そういや、砂糖も減りが早い。
彼女は甘党なのかもしれないね
換気扇を起こして、今日の朝食を作る
五六人分しかないけど
───
朝礼
gr「今日はこんなもんだぞ」
gr「ま、頑張ってくれ。はい解散」
sha「ふわぁ…眠っ」
rbr「遅くまでゲームするからや」
「…」
仕事、しないんだ
───
Aの部屋
部屋で書類の作成をしている時、
軽く短いノックオンが響く。
現れたのは、ひとらんさんだった。
小さい書類には料理名や材料が
乗ってあり料理代のオネダリか
1回目の時もよくあった光景。
ht「A、この時期ってフルーツ高いしさ、もう少し予算増やしてよ」
「申し訳ありませんが、これで限界かと」
ht「ええー、フルーツ嫌い？」
「仕事に関係ないです。予算に関しましては1度検討はしますが」
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紫月 香(プロフ) - 続いてくれ〜〜！！！！ (3月4日 6時) (
レス) @page50 id: 579825fe4a (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - こももさん» ありがとうございます〜！暫くはtnさんが沢山でてきますよ！ (2月19日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
こもも(プロフ) - 新作待ってました！嬉しいです！❤️🔥 あちきさんが書くtnさんが凄くタイプで、今作ももちろん全作品が私の心に刺さってます､､！これからも無理のない程度で更新頑張ってください！応援してます〜！🙌🏻 (2月19日 0時) (レス) id: 668a09407c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年2月18日 19時
