ni・髪切ってあげた ページ21
ni「…」
「さてさて、人のは久しぶりだ」
「君が情報を早く渡してくれたから、髪の毛が切れるよ。」
ni「…そりゃ、どうも」
部屋に入ったAは、情報を渡せと騒ぎ
拒否した瞬間今まで以上の攻撃を与えた。
思い出したくもない痛みと、与えた情報
鏡越しに、やつれた俺と口では喜びながら
何も思っていないAと目があった。
「どれがいい？友達から雑誌借りたんだよ」
ni「……これ」
ni「…」
こいつに、友達がいることに驚いた。嘘だろ
Aは選ばれたモデルと俺を交互に
睨む。適当に選んだ簡単そうなやつなのに
「切るよ、じっとしててね」
ni「ニュアンスがごーもんやな」
「してほしいの？ni「いや」
ni「…」
下手では無いのは本当らしく数分すれば
綻びだらけの毛先は綺麗に整えられた。
手慣れてることが怖いけど
ni「他のやつにもこうやってんの？」
「してないよ。君が初めて」
ni「なんで」
「上からの命令。君は丁寧に扱ってって」
ni「…」
命令なかったら俺死んでたんか。
こいつならやりかねんな
気分がいいAは、ハサミを軽快にならし
俺の質問にもいくつか答えた。
家族はいない、上の方の役職、趣味は料理
ni「…」
「こんな感じかな」
ni「…悪くはないな」
鏡越しの俺の髪の毛は、美容院に切られたと
言っても信じられる。こいつ、軍やめて
美容師になればええやん
「なら、髪の毛掃除するから」
「寝てていいよ」
ni「……」
切ったばかりの髪の毛は、無造作に
撫でられ意味を成してない。すぐ撫でるよな
ni「…俺も、片付ける」
「いいの？助かる」
ni「これくらいなら、…」
ni「…」
何、敵のサポートしてんだ。
頭では分かっているのに、気づけば
Aに媚びを売るような真似をしていた。
青紫色の指先で、焦げた髪の毛を拾う。
屈辱なのに、それすらも感じれない
「ありがとう、早く終わったよ」
「いい子、えらいこ」
ni「ん、…」
初めてえらいこ、と褒められた。
嬉しい訳では無いが少し、少しだけ
罪悪感を忘れられる。
「それじゃ、おやすみ」
「また明日」
ni「…」
ni「ｯ、…何してんねん俺」
寝静まった牢屋の中で、
頬を叩いて自我を取り戻す。
あかん、飲み込まれかけていた
ni「あいつは、敵や。次こそ情報は守る」
ni「あいつらを、守るんや」
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yksbpn(プロフ) - 大切なものを目の前で壊されるとか、おねがいしたいです！ (5月7日 18時) (
レス) @page46 id: 66611c178a (このIDを非表示/違反報告)
ＨｉＮａＴａ／ひなた - シャオちゃんくすぐりごーもんしてください (3月30日 7時) (レス) @page20 id: 46cf81a59e (このIDを非表示/違反報告)
風花 - 初コメ失礼します。よかったら中国式水攻めとかやって欲しいです！キャラはできれば、osさんがいいです！更新楽しみにしています。 (3月21日 18時) (レス) id: 46882931fe (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - どんどんと堕ちていくwrwrdのメンバー達最高です！！リクエストなのですが、腕を切ってその傷に塩水かけてみたをrbr君でお願いいたします！！ (3月16日 20時) (レス) @page46 id: 54da23b7e4 (このIDを非表示/違反報告)
豆花 - 初コメ失礼します！このような拷問ガチで大好きですっごい大好きです！(?)リクエストなのですが虫を食べさせて欲しいです！お相手は誰でも！やらなくても全然大丈夫です！ (3月9日 21時) (レス) id: 2a0ca01157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年1月31日 20時
