【d!】捕まえたので、色々します!《反応集》

ci・骨折ってみた※ ページ12

「入りますよー」

ci「……」

「だいぶ弱ってるね」

チーノは、他の奴らにもボコられ
あまり意識が定かではないそうだ。
この状態で叩いても意味が無いので
しかたなくハンマーを持ってきてしまった

「今日は、君の軍団？の人たちを教えてよ」

ci「……いやや」

「なら、致し方ない」

ci「…？」

何か鈍い物が置かれる音がする。
動かせない手は、金属板に貼り付けられ
逃げないように関節ごとに輪がはめられていく

段々と視界がクリアになってきた
頭の中で響くサイレン

ci「やめ、何するんや、お前」
「鈍ってるから、これくらい大胆にいかないと」

ci「やめろ、ｯ…！やめや！やめて、いや！」

Aの手には、ハンマー
記憶が駆け巡った。

ゴーモン中に
ハンマーを持ったオスマンさんがしたこと。
囚人の叫び声


「なら、教えて」
ci「ｯ……」

「……1本目」

ガンッ


ci「あ"がｯｯ?!ｯｯｯｯ!?!

小指に強い衝撃が走る。
震えた視界の端っこで、
真っ赤に腫れていく指の先
動かそうとすれば折れた骨が肉を
蝕み痛覚が悲鳴をあげる

ci「はー、はｰ…いた、い。なんで…」

「教えて」

ci「やだ、もうやめてや、なんで俺がこんなめ(ガンッ

ci「ｯ？！

薬指がいかれた。
もしかして、全部の指を行かれるんじゃないだろうか。指も取れてしまうんじゃないだろうか

溢れてきた鼻血と涙で
ぐちゃぐちゃな俺を、撫でるA

また、同じ質問が繰り返される

ci「おじえる、がら"、いだい…」

「わかった」






ci「…これ、で全部…」
「…わかった。お疲れ様」


ci「…」

言い終われば、治療がはじまる。
赤紫色に変色して、原型もとどめてない指が
1本ずつ包帯に巻かれていった

治るんかな、これ

ci「…」

「これから沢山聞くけど」
「並大抵の痛みじゃ反応しないから」
「切るよ。指も腕も足も」

ci「へ」

独り言のように告げるA

「目の前で君の友だちを殺すのも」
「綺麗な髪だから剃るのもいいね」
「目も売れば金になるのかな」

ci「いや、ｯ…いや、や…」

こんなの、Aじゃない。
こないだ俺にタオルをかけてくれたあいつ
じゃない

「なら、…素直になってね？」

ci「……」

治療が終わり、俺の頬を撫でるA
同一人物とおもえない位上手い飴と鞭

こいつ、絶対上級の方なんだろうなぁ

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