【d!】帰ってきた諜報員 (ページ1)

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1話・設定ページ1

？？ヶ月前

？「よって、A。貴様は我々国にスパイとして潜入し幹部の情報を集めてきてもらう」

？「私たちが再開するのは、時期に始まる我々コルプ戦争の時だ」

？「わかったな」

悪名を着飾るコルプ国の総統は、
目の前の人形の様に動かない
痩せ細った女に一方的に告げる。

彼女は、最後の句読点まで聞いたあと
その瞳を僅かにずらして

「わかりました。総統。必ず収集して参ります」

「コルプ国に幸あれ。」

「…」

我々国。

なんだか懐かしい気もするが

恐れるべき敵国に

スパイとして潜入することになった。

とりあえず、……パスポート探そ

───
？？ヶ月後

トントンの部屋

「書類を持ってまいりました」
tn「おん」

tn「…」

A。2ヶ月前にやってきた新人
社畜の素質があり、書類のブラックホール
女だが、体力も頭も申し分ない。そして可愛い

ただ、《軍に居なかった》
奴という点を除けば、だが。

tn「仕事は慣れた？」
「はい、お陰様で」
tn「それはよかったわ」
「ありがとうございます」

「では失礼します」

tn「おう、頑張ってな」

tn「……なんか怪しいねんなぁ」

Aは、俺らに媚ない。一度も笑った顔とか見たことないねん

やけど、なんかくさいねん…
スパイなんかなぁ

tn「……《グルさんが言ってた人に、似てるからなぁ》」

───
廊下

zm「Aやーん」
「あ、ゾムさん」

「…」

向かい側からクリーパーを揺らすゾムさん。
左手には変形した赤いナイフ。任務終わりかな

疲労感はないが、高揚していて気分が上がってる

zm「A！聞いてやぁ」

気づけば彼は目の前に立ち
首を傾げて終わらないマシンガントーク

任務の話でコルプ国には関係ないから
受け流すがよくも彼は飽きないね

zm「こんな感じやな！」
「そうですか、お疲れ様でした」

「……あ、髪切りました？」

zm「ふはｯ。気づくの遅いわ」

「すみません。サッパリしましたね」

zm「せやで」

zm「Aも切るか？」

「いえ、私は今の長さでいいです」
「では失礼します」

zm「おうｯ」

zm「……」

Aは、新人。まぁ裏ありそうやけど

でも俺の小さな変化に気づいてくれるし
優しいし、小さくておもろい

根は良い奴っぽいから、改心させたら
ええんかなぁ？

───

A

コルプ国という所から来たスパイ

社畜・命令はかならずきく。

《古びたネックレスを持っている》

観察眼が鋭い

年中体調不良