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206話 ページ6

zm「なぁ、もう一度踊ってや」
「へ、ぇ…?」

疲れた社蓄の手を引っ張り、会場のど真ん中に経つ。人前に出たことで顔を真っ赤にしてるAが可愛ええ。

逃げれないことをいい事に、Aと3曲目の音色を共にする。あー、すき


───

syp「俺逃げますわ」

ちる「あ!いた!ショッピくん!」
syp「…」

次でラストになるダンスパーティー
逃げようとドアを開けた瞬間、待ち構えていたように聖女がやってきた。

俺の腕を引っ張って「早く行くよ、」と問答無用で連れていく姿が嫌いだ。Aさん、と踊りたかった


syp「…」
ちる「……」

ショッピくんの手は、細くて白い。恋人っぽく指を絡めたかったのにどうしても指を通すことが出来ない。そんなに…恥ずかしいの!?
彼が踊りやすいように1歩前に出る。少し背中を反ったりしてアタックした。

なんで、そんな無表情な顔をするの?…ねぇ、
聖女の私を放っておかないでよ


最後の曲も大きな鐘の音で終わりを告げた。ちょうど真ん中にたっていた聖女はタイミングの女神に感謝しながらショッピの腕をひこうとする。ショッピが「はなして」と言おうとした瞬間、聖女の口が開いた

ちる「わ、たし、あなたと、けっ」

syp「ッ」




os「はい残念」


ちる「『私、あなたのような人と会えてよかったわ。素敵な体験をさせてくれたもの。幹部の皆さんも、これは私が聖女という理由だけじゃできなかった。ありがとう』」

ちる「『とても嬉しいパーティーになったわ』」
ちる「『ここに来ていただいた皆様方も、ありがとう!』」

完成されたセリフに一同は拍手を送る。討伐の最後のパーティーとして相応しいクライマックスだった。1人の聖女を除けば、だが。

お開きになった会場は、身分が高いものはさっさと退室し中途半端な奴らがこれみよがしに接点を持とうとごまをする。下っ端は食べるのに夢中で聞いちゃいない

俺らも、お暇しようか

ちる「な、んで」

結婚する、と言おうとした口は私の言うことを聞かず何故かペラペラと言葉を繋げていった。私じゃない誰かのものになったようだった。



Aのせいだ。絶対
Aが唆したんだ、誰かを

…ずるい

ずるい

ずるい!

───

「ヘックチュン…」
gr「風邪か?」
「そうかもしれませんね」

総統に連れていかれたバルコニー。肌寒く季節の移り変わりを思い知らされる

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設定タグ:逆ハー、異世界パロ , wrwrd、d! , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (12月29日 19時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます!反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ!ありがとうございます!!嬉しいです! (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します!!物語が全部好きです!!こんなにハマった小説今までありませんでした!書き方から作り込まれた設定に世界観まで!とても好きです!!貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください!! (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え!ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2023年12月20日 23時

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