243話《さよなら、聖女様》 ページ43
井戸前
ちる「…」
syp「聖女ちる。フォトンを倒していただきありがとうございました。おかげでこの国は平和になりました」
台本を暗唱する。正直もう話す気はなかったが最後だからと命じられた。まぁ、これくらいはええか
syp「元の世界に戻っても貴方様のご活躍が実りますようお祈り申し上げます」
syp「それでは、おしあわちる「まって」
syp「…なんすか」
アドリブには不慣れだ。来るとは思っていたが不機嫌になるわこれ。Aさんはあっちよな？
ちる「…最後に聞くよ。ショッピくんはAのこと嫌いだよね？」
syp「私の事好きとかじゃないんですね」
ちる「早く答えて」
syp「わかっとるやろ」
ちる「お願い」
syp「…大好きです」
ちる「……」
syp「そもそも、俺は飾らない人が好きなんで」
syp「ｯ！」
Aのいい所を語ろうとした瞬間目の前に真っ黒な棘が殺意をもって現れた。猫になり避けられたが、…まじかこいつ。
俺らは少し油断していた。魔力はあったも《使いこなせてはいない》はずだと。しかし、今の棘は上級者じゃないと無理だ。俺はできない
syp「…どう答えても暴れるよな」
仮にちるが好きだと言っても、「ならAを今すぐ殺して！」って叫ぶだろうし嫌だし無理だし。
臨戦態勢だったゾムさんたちと、生け贄10人を前に並べる。こいつらに魔力の吸収を任せる
syp「…」
gr「…俺はAのことを愛している」
彼の魔力が解放されていく。瞳を燃やすように光らせ、漆黒、が妥当な数多の羽が彼を空に運ぶ。
gr「社畜としてクソ貢献してくれるのもあるが」
グルッペンさんとちるの前に魔法陣が生まれる。古代の文字で『攻撃』と記されているそれは瞬く間に成長していった。
gr「…俺はあいつといる時間が心地よい」
フォトンとして今にも破裂しそうなちるは、獣の目を光らせていた。それは魔力に飲み込まれてる症状だ
gr「お前とは逆で自分のことは眼中に無い。他人が望めば死も遂行する」
gr「それくらいAは本気で他人の為に尽す馬鹿だ。その馬鹿さが大好きだ」
gr「Aとの時間は俺らの宝物だ」
gr「…自分の利益ばかり追い求め」
gr「…Aの命を奪おうとしたことを、」
魔法陣が一筋の光を放出した。
聖女が動く前に、貫通させる
gr「俺は許さん」
光は離散した。
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
