242話 ページ42
その頃
ちる「……」
聖女様を歓迎してくれた国民が見えなくなった後、私を相手してくれる人は誰もいなくなった。兵士さんは幹部の人に関わるな、と忠告されていますのでとしか言ってくれないし、みんなこっち見てくれない。
ちる「ずるいなぁ…なんで?」
ちる「なんで社畜の方が愛されてるの?私だって頑張ったじゃん。聖女としてフォトン倒したよ。それのご褒美はないの?なんで、ショッピくんは私を嫌いになったの?そんなにブサイクかな?でも、私の方が顔にお金かけてきた。あんなのよりは可愛いよ?」
ちる「初めてあった時は、みんな優しかったよね?街にもちゃんと連れていってくれたし、好きなご飯食べさせてくれた。なのに、…なんでこんなの有り得ないよ。私、このまま嫌われて帰らなきゃ行けないの?行方不明として日本に?」
ちる「どうせ彼氏もみんな私の事嫌いなんだ。どうせ、どうせ…」
ちる「…」
ちる「そうだ」
ちる「…そうだよね。みんな私に酷いことしたんだもん。特にAはね」
ちる「…少しくらい《復讐》しても問題ないよね」
黒い膜がちるの首を絞める。彼女は自分が落としていく闇にも気づかず一人ぼっちの馬車で不気味な微笑みを見せていた。
───
4日目
井戸
gr「遂に来たぞ」
gr「エミさん、器は全員生きているか?」
em「えぇ、全員健康ですよ」
「器…?」
器が生きている。とはなんだろうか。
聞こうと思った瞬間、綺麗になった手首が誰かに捕まえられた。それは手錠のように私を離さない。
ni「Aはこっち」
「あの、器って?」
ni「いいから」
「え」
ni「危ないから俺と離れたところにおろうな」
「どういう、」
彼は笑顔だが笑ってない。言葉の柔らかさに反して足は無理やりにでも私を連れていく。どうして
ni「…」
生贄が死ぬ瞬間を見せたらあかんよな
ちるとも離した方がええし
にしてもAは、太らんな。
ちるは太ったんだけど…体質か吐いてるのか…
どっちでもいっか
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます!! (12月29日 19時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます!反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ!ありがとうございます!!嬉しいです! (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します!!物語が全部好きです!!こんなにハマった小説今までありませんでした!書き方から作り込まれた設定に世界観まで!とても好きです!!貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください!! (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え!ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年12月20日 23時