205話 ページ5
rbr「ダンスやん。ゾムはー…あ、捕まっとる」
最初にAと踊るんや！と妄想していたゾム君は何処かのオバチャンに捕まえられ心底嫌そうな顔をしている。しかし、貴族に逆らうのはよろしくないので渋々初めてを譲しかあらへん。
rbr「…A、最初は俺でもええか？」
Aの方を振り向けば、震えていた。あの社畜とは思えへん程目を泳がし、怯えている。
「…踊れない、です」
ゾムさんは、何とかすると仰ってくれたが…どうしよう。
rbr「ふふ。Aは俺に捕まって俺の動きに合わせててや」
rbr「足のタイミングを合わせるだけでええから」
「…ありがとうございます、…わかりました」
タイミングいいのかわるいのか、丁度生の音楽が流れ出した。遠くから聞こえるBGMを頼りに1歩1歩始めていく。
「わｯ…ん、」
rbr「…」
まさに、二階からぼた餅やな。ゾムやグルッペンに独占されて叶わないと思っとったこの光景。
Aは、おめかししていてそこら辺の貴族と変わらんくらい美しい。それこそ、聖女と間違えてええくらい
……
「わっ、！」
rbr「おっ…大丈夫か？」
「は、い」
Aが、ドレスの裾を踏んだんだろう。背中から倒れそうになった。それを俺が支えてなんとかダンスの一節として流す
rbr「その調子。怖かったら俺の指握って」
「……」
Aの指が絡んでくる。それが嬉しくて力を込めてしまった。
rbr「…」
やっぱ、帰らんでほしいわA
初めてやねん。女の子にこんなに触れるの。
多分、運命なんやと思う。
Aさんよ、
あんたは、俺のそばにおって
───
zm「すみません、約束した相手がおるんで」
？「えぇっ、残念だわァ…」
zm「ｯ…」
ロボロに先越されたやん、はらたつ
「あ」
zm「お、」
Aは、俺の顔を見るとを目をキラキラして
近寄ってきた。ロボロがおらんくなって寂しくなったんやろ
俺の手を握って「ゾムさん、」と
何も出来ない子猫のように鳴く。
…
ええなこれ
zm「なんや、寂しかったんか」
「…知り合いがいない空間は、緊張しますので」
zm「そうかそうか〜笑」
そのまま2曲目が始まる。ロボロに言われたんか知らんけど足取りは上手い。流石俺のA
zm「綺麗やで」
「…ありがとうございます」
「ゾムさんも、かっこいいですよ」
zm「！…」
zm「…」
まじ好き
愛しとる
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
