240話 ページ40
kn「…つまり俺なんかとじゃ付き合えへん、と？」
「言い方があれですが…」
kn「…」
「それに聖女様の方が綺麗ですし、貴族で美しくて礼儀がなってる方々がもっと居ますよ」
もし仮に《分かってやれるから付き合う》精神だったら本気でやめて欲しい。そんな同情は欲しくない
しかし彼も意地があるのか首を振ってくれない。寧ろ夏空の瞳が輝き
kn「むしろ、欲しなったわ」
「あはは、…お手柔らかに…」
kn「…」
「え、…あの」
無言のコネシマさんに反射的に後ろに下がろうとしたが彼の大きな手で塞がれた。予感が走り顔に意識を向けた瞬間
「んｯ！」
やっぱりこうだ。ここの人は距離感がおかしい。付き合ってもないのに平気でキスするし抱きしめる。
抵抗の意志を見せても、彼に押さえつけられてしまう。グルッペンさんと違って1つのキスがねちっこくて長い
本格的に息が苦しくなってきた。胸元を叩いても全然動かないし
kn「ん、…ええ顔するやん」
「酸欠になった、だけです」
kn「…」
kn「A、今夜空いとる？」
「…一応聞きますけど、なんでですか」
kn「そりゃ─したいから」
「しませんよ！」
kn「…」
腰に手を回してくるコネシマさん。いきなりオープンになったな。諦めてされるがままになっていると、背中に暖かい何かが伝った。
kn「…」
「…泣いてます？」
kn「泣いてへんわあほ」
「酷い言われようですね……」
…彼の家庭も荒れているはず。…彼は《分かってやれるから付き合いたい》のではなく《わかってくれるから付き合いたい》のではないだろうか？
こちらに共感を求めてるのか。なるほど
「…たまにはいいんじゃないんですか、こういうのも」
kn「…」
Aは、俺の求めていることがわかったらしく背中を撫で始めた。…
もっと俺のもんにしたくなったやん
───
3日目
「美味しいです」
久しぶりに食べたハッシュドポテト。塩味が丁度よく某ジャンク店より超えてる気がする
ht「よかった、あ口ついてる」
「ん、すみまht「俺がとるから」
ht「…ん、おいしいね」
「…」
距離おかしいよ
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
